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【東京エンタメ堂書店】

平昌五輪10倍楽しく!

 平昌(ピョンチャン)五輪が始まりました。4年に一度の冬の祭典に連日テレビにくぎ付けという方も多いのではないでしょうか。今回はそんな冬季五輪が10倍楽しくなる漫画・アニメをご紹介します。 (運動部長・谷野哲郎)

◆ジャンプ 高梨選手の気持ちが

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 ウインタースポーツを扱った作品はあまり多くないのですが、それでも知られざる秀作があります。<1>小山宙哉著『ハルジャン』(講談社、品切れ・電子書籍五四〇円)もその一つ。スキージャンプを題材にした熱血漫画です。

 表紙を見て「あれ?」と思った方もいるのでは。そう。これは『宇宙兄弟』で有名な小山さんのデビュー作。主人公の梅田晴気(はるき)はどこか六太(むった)と日々人(ひびと)を連想させますね。北海道の牛ケ丘高校に通う十六歳の晴気がスキージャンプに魅(み)せられていきます。

 高所恐怖症だというのに、何度もトライする姿に勇気をもらえます。連載が途中で打ち切りになったのが本当に残念。読むと、葛西紀明選手や高梨沙羅選手がどんな気持ちで跳んでいるかが分かるはずです。

◆アイスホッケー まさに氷上の格闘技

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 アイスホッケーなら<2>野田サトル著『スピナマラダ!』(集英社、全6巻、第1巻は555円)がお薦め。野田さんといえば、マンガ大賞受賞作の『ゴールデンカムイ』が4月からテレビ放映されますね。

 15歳の白川朗(ろう)は北海道・苫小牧への転居をきっかけにアイスホッケーに傾倒します。ライバル源間(げんま)兄弟との対決はまさに氷上の格闘技。平昌では女子代表の「スマイルジャパン」にぜひ注目を。

◆フィギュアスケート ファン必見の滑走シーン

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 最後はフィギュアスケートから。<3>『ユーリ!!! on ICE』(エイベックス・ピクチャーズ、DVD全六巻、各七〇二〇円。写真は第六巻)は筆者イチオシのアニメ。本来書籍を紹介するコーナーですが、どうしても知ってもらいたくて特別にここに挙げました。

 二十三歳の勝生勇利(かつきゆうり)はフィギュアスケートの特別強化選手。初出場のGPファイナルで惨敗し、実家のある九州に引き揚げます。そんな勇利の前に突然現れたのは、世界選手権五連覇中のヴィクトル・ニキフォロフ。憧れの絶対王者からコーチを申し込まれた勇利は戸惑いながらも、自分と向き合い、秘められた才能を開花させていくのです。

 脚本原案・キャラクター原案は「モテキ」で有名な漫画家の久保ミツロウさん。一人のフィギュアスケーターの成長をコミカルに、そして感動的に描いています。

 このユーリ、何がすごいかって滑走シーンがリアルなんです。それもそのはず、高橋大輔さんらを担当した人気振付師の宮本賢二さんが全面協力。スケートファンなら一撃KOされることでしょう。

 世界中で人気のユーリですが、現役スケーターにファンが多いのも特徴で、ロシアのメドベージェワはツイッターにコスプレ姿をアップするほど。また日本の須崎海羽(みう)−木原龍一ペアはユーリの劇中曲で平昌に挑戦。どれだけ愛されているかが分かりますね。

 漫画やアニメから、その競技に興味を持つことは珍しくありません。まだまだ熱戦が続く平昌五輪。いろいろな形で楽しんでみてください。

 

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