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【千葉】

びっくり編み物 親指姫の世界表現 作者「頭を柔軟にして」 

極彩色の毛糸の編み物で作られた作品。巨大だが愛らしさを感じさせる=いずれも船橋市で

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 編み物で風変わりな立体物を作っている女性アーティスト、編み師「203gow(にいまるさんごう)」さんの企画展「おやゆびひめといきものたちの森」が船橋市金堀町、ふなばしアンデルセン公園の子ども美術館で開かれている。31日まで。 (服部利崇)

 203gowさんは二〇〇四年から作家活動を始め、「偶然や思い付きを生かし、えたいの知れない編み作品を作ってきた」。ウールを中心にアクリル、ファー、シルクなどさまざまな糸をより合わせ、小物から八メートルの巨大作品も手掛ける。

 骨格には針金や型紙などを使う。丸みを帯びた美しい曲線に仕上げるため、つなぎ目をなくす一筆編みを心掛ける。極彩色が特徴で「好きな色糸を数本選び、絵の具を混ぜたような色合いも考えている」。

 企画展は花から生まれ、さまざまな動物、植物、昆虫と出会い成長するアンデルセン童話「親指姫」の世界を作品約六十点で表現した。「深い森の入り口」である第一展示室から入り、「へんてこな」生き物が暮らす中を進み、第二展示室で「森の精霊」に会える物語風の内容とした。

 異様な存在感をはなつ「大蟲(むし)」は長さ約三メートル。巨大毛虫の趣だが、大きな目は愛らしさも感じさせる。派手な色彩と大きな口が特徴の「森の精霊」には、来場した子どもたちもびっくりしていた。

 203gowさんは「親指姫が物語で出会った以外にも、森の中にはたくさんの生き物がいる。そんなことを想像しながら、頭を柔軟に心をゆたかにしてほしい」と話している。

 入場無料だが、アンデルセン公園の入園料が必要。問い合わせは、子ども美術館=電047(457)6661=へ。

 

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