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【千葉】

「沖縄の怒り」伝える ジャーナリスト・森口豁さん、松戸で講演

「沖縄の怒りを受け止め行動してほしい」と話す森口豁さん=松戸市で

写真

 沖縄の実像を1972(昭和47)年の復帰前から伝え続ける松戸市在住のジャーナリスト森口豁(かつ)さん(79)が30日、同市内の学習会で講演した。名護市辺野古の米軍新基地建設の強行など、政府の沖縄の人々の声を顧みない動きに「かつてない差別、大弾圧が始まっている」と怒りをにじませ批判した。 (飯田克志)

 森口さんは講演で、米国統治下で撮影した写真や、復帰への期待と不安に揺れる高校生を追ったドキュメンタリー作品などを紹介。

 沖縄の戦後の歩みを、終戦〜六〇年ぐらいまでを「本土から忘れられていた時代」、六〇年代を「本土復帰願望の時代」、六〇年代末〜七五年ごろまでを、憧れていた復帰が基地つきになり、さまざまな反対運動が起こった「抵抗の時代」、七五年以降を「政府によって本土との一体化が進められた時代」と解説した。

 さらに、現在は青い空、青い海といった「おいしいところをつまみぐいにする沖縄の商品化の時代」でもあり、「沖縄の人は潤っているけれど、複雑な思いでみている」と明かした。

 国は東村(ひがしそん)高江のヘリパッド建設も強行。今年四月には女性が米軍軍属の男に暴行、殺害され、悲劇が再び繰り返された。森口さんは「沖縄では一切の米軍基地を取り除き、米兵に去ってほしいといううねりが起きている。怒りや絶望、あきれを含め、独立したいという意識がじわりじわり出てきている」と、沖縄の思いを伝えた。

 

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