東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 12月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

千葉パルコ 閉店 40年ありがとう

千葉商議所など無料バスの継続目指す

 四十年にわたり、ファッションや文化の発信拠点として親しまれた千葉パルコ(千葉市中央区)が三十日、閉店した。この日は開店前から店前に約三百人並んだ。JR千葉駅前とパルコを結ぶパルコバスから降りる人は途絶えることがなく、周辺の通りは自転車でいっぱいに。記念のポストカードが配られると、求める人であふれた。買い物に訪れた多くの人たちは「寂しくなる」と名残惜しんだ。 (柚木まり)

 千葉パルコは一九七六年に開店。東京・池袋や渋谷などに続き全国で六店舗目で、当時若者に人気のアパレルブランドなどを集めた。別館も運営し、ピーク時の九一年度には売上高は二百三十億円に上ったが、近年はインターネット通販や郊外の大型店に流れたため客が減り、昨年度の売上高は五十一億円まで落ち込んだ。

 仕事を早めに終え、夕方に訪れた千葉市中央区の自営業、小川紳二さん(32)は、「小さな頃から通っている恋する店なんです」。店の内装は時代とともに変わったが、通い続けた七階の書店だけは変わらないという。「四十年、どうもありがとうと言いたい」と語った。

 千葉パルコ営業総務課の袋雅志課長(35)は「お客さんから『今日で最後なんだね』と声を掛けられ少ししんみりしたが、最後まで楽しんでもらったことを四十年の締めくくりとしたい」と話した。

 閉店後の跡地は、低層階は商業施設、三階以上をマンションとする二十階建ての複合ビルが建設される計画だ。二〇二〇年の完成を目指して、新日本建設(千葉市美浜区)が地権者らと協議を進めている。話し合いにめどが立った段階で、パルコの取り壊し工事を始めるという。

 ただ、ビル完成までの期間が、千葉パルコのある千葉銀座地区を空洞化させてしまうのではとの懸念は大きい。そこで、千葉商工会議所などは、パルコが無料で運行してきたパルコバスに代わるバスの継続の準備を進めている。

 当面は、無料で千葉駅とパルコ向かいの中央公園を結ぶ計画で、早ければ十二月上旬までに運行を開始する。同会議所は「地元の商店主らからの要望も強く、継続的にバスを運行できる方法を模索したい」と話している。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報