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【千葉】

野田が生んだ「食の仕事人」 郷土博物館で企画展

木型などが並ぶ菓子職人の石塚次生さんのコーナー=野田市で

写真

 野田市で日々おいしい料理を作る料理人ら、「食」に携わる人々を紹介する企画展「集まれ!食の仕事人」が、野田市郷土博物館で開かれている。働く仕事人の写真や愛用の道具、仕事への思いなどをつづった自己紹介文が並ぶ。仕事への情熱や誇りなど、仕事人四十五人それぞれの「素顔」を知ることができる。 (飯田克志)

 「しょうゆの街」として発展してきた同市。食と向き合う仕事人の思いに触れ、使い込まれた道具やレシピノートなどから現場の息吹を感じ、それぞれの仕事に興味を持ってもらう。

 登場するのは、和洋中の料理人、建築士から転身したコーヒー専門店オーナー、豆腐製造販売業者、精肉店経営者、酪農家、食品製造会社の開発担当者などさまざま。道具も製麺機や和菓子の木型、そば粉をこねる大きな鉢、肉解体用の包丁などがある。

 企画展では、明治時代から続くこんにゃく店の逆井光子さんが、一九五九(昭和三十四)年に嫁いできた時はすべて手作業で、機械を導入した時を「大名の暮らしのように感じました」と振り返る。

 さまざまな意匠も魅力の和菓子を六十年以上作り続ける石塚次生さんは、「普段から文献を調べたり舞台を見たりして知識を高めておくことも、良い菓子作りには欠かせない」と、職人の心構えを明かしている。

 親の代からすし店を営む川口亮さんは、両親が戦争の空襲を避けるために店の器類を地中に埋めたことに触れ、受け継いだ刺し身皿を展示。「戦災を生き延びたものです。大切に使っています」と記している。

 仕事人たちの店などのマップも展示。飲食店や農業などの有志でつくる「野田の食を盛り上げる会」など市内の食に関連する四団体の活動も紹介している。三月二十七日まで。入場無料。休館火曜。問い合わせは同博物館=電04(7124)6851=へ。

 

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