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【千葉】

オスプレイが木更津駐屯地飛来 近隣住民「事故あったら…不安」

飛来したオスプレイに「帰れ」と拳を突き上げて抗議する住民ら=木更津市で

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 三十日午後、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の新型輸送機オスプレイが、陸上自衛隊木更津駐屯地(木更津市)に飛来した。国内で初めてとなる定期整備が二月一日から始まる見通し。地元では、朝からオスプレイ飛来に抗議する住民らが詰めかけ、「オスプレイは帰れ」などと抗議の声を上げた。 (北浜修、渡辺陽太郎、黒籔香織)

 「不安」「国が決めたことだから仕方がない」。陸自木更津駐屯地に隣接する木更津市吾妻で暮らす住民からも、オスプレイの飛来に、不安の声が上がる一方、冷静に受け止める住民の声も聞かれた。

 主婦目黒和枝さん(79)の自宅の数百メートル西には同駐屯地があり、自衛隊のヘリが発着する。「オスプレイも発着するのだろうか。自衛隊のヘリは落ちたことがないが、オスプレイは事故が多いと聞く。本当に嫌だ」と話した。また「なぜ米国の兵器を、木更津が引き受けなければならないんだ」とも語った。

 近くの主婦(68)は「駐屯地のすぐそばに市立保育園と公園がある。小さな子どもがたくさん遊んでいる。私の周りはみんな反対だ」と話す。だが「数百人がデモをしても、国にも米国にも声は届いていない。従うしかないのか」とくちびるをかんだ。

 家の中でたえず駐屯地を飛ぶプロペラ音を聞いて生活する無職、見城光恵さん(74)は「どの音がオスプレイか分からないし、もう気にならない」と冷静に話す。だが「家が駐屯地の目の前だから、もし事故があったらと思うと不安」とも話し、事故への恐怖を明かした。

 一方で、パートの女性(69)は「オスプレイは住宅地を飛ばずに海側を通ると聞いているので、何とも思わない」と話す。「今更反対してもどうしようもない」とあきらめの表情を浮かべた。

 夫が陸上自衛隊でパイロットを務めていた主婦(70)は「国を守るためにオスプレイは来る。国が決めたことに反対しても仕方がない。騒音も承知でこの地区に暮らしている」と話した。

◆木更津市「今後も注視」

 木更津市の防衛関係窓口である市企画部は「オスプレイの騒音は、陸自のヘリと同程度と感じた。市民の安全・安心が確保できるよう、定期整備を注視し、今後もできる限りの対応をする」とコメントを出した。

 

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