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【千葉】

コウノトリ放鳥を2年延長 野田市、定着を目指す

2015年に放鳥され、岡山県倉敷市の水辺で過ごす雌の「未来(みき)」=今月6日、林晴美さん撮影

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 国の特別天然記念物コウノトリの野生復帰に取り組む野田市は、コウノトリの放鳥を二年延長し、二〇一九年度まで続ける。鈴木有市長が八日、さいたま市であったコウノトリとトキの野生復帰と地域づくりを主題にしたシンポジウムで明らかにした。

 市は一五年度から、関東では初めて、放鳥後の適応状況を追跡調査するコウノトリの試験放鳥を三年間の計画で実施。放鳥後に関東でのコウノトリの目撃例が増え、市は同市での定着や関東での生息を実現するために、放鳥期間を延ばすことにした。

 三度目の放鳥となる一七年度は、野田市の飼育施設「こうのとりの里」のコウノトリのつがいに、埼玉県東松山市の県立子ども動物自然公園のコウノトリが産んだ有精卵をふ化させる「托卵(たくらん)」を実施する予定。六月下旬から七月上旬、巣立ち直後の二、三羽の放鳥を見込んでいる。

 卵やひなが順調に育たなかった場合は、野田市で一四年に生まれ、兵庫県豊岡市の県立コウノトリの郷公園で、野生で生きられるよう訓練中の雌二羽のうち、つがいになったほうを雄とペアで放鳥をする。

 野田市は一二年十二月からコウノトリの飼育を開始。放鳥した五羽のうち雌一羽は死んだが、残りの雌一羽、雄三羽は新潟市や静岡市などで元気に過ごしている(六日現在)。

 一方、野田市は八日、東京都足立区で七日に死んだ野鳥から鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたため、こうのとりの里を当面の間、臨時休館にした。 (飯田克志)

 

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