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【千葉】

市川の赤レンガ残したい 市民団体トークで中高生ら提言

ワークショップの成果を発表する高校生ら=市川市で

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 市川市国府台の旧陸軍施設「赤レンガ」の保存活動を続けている市民団体・赤レンガをいかす会(吉原広代表)が、市内でトークを開いた。トークでは、昨年10月に市内外の中学・高校生らが活用方法を語り合ったワークショップの成果を発表。「気軽に人が集まることのできる喫茶研究所に」「PRイベントの開催を」といったアイデアを披露した。 (保母哲)

 赤レンガは、旧陸軍の武器庫として明治時代に建てられた。戦後は県血清研究所の倉庫として利用され、国内では数少ないフランス積みの遺構が特徴。市は保存の方針を示してきたが、一月に一転して建物を保有する県からの買い取りを断念。危機感を募らせた「いかす会」は、保存に向けたアイデアと今後の活動方針を探るためにトークを開いた。

 昨年十月のワークショップでは、喫茶研究所などの他、ホームページ上にサイトを開設して広く情報発信するなど五つの案が出た。

 二十五日に開かれたトークでは、これらのアイデアをまとめた冊子を製作したことを、代表の男女生徒五人が発表。「横浜の赤レンガ倉庫のように、市川の赤レンガも広く知ってもらうことで、保存につなげたい」と参加した約五十人に訴えた。

 また、参加者たちがリレー方式で意見を述べ、「建造物は活用することで保存できる。大切なのは、どう活用するかだ」「施設の公開は年一回と少ない。公開日を増やせば、市民の関心も高まる」といった意見が出された。

 いかす会の吉原代表は「このままでは赤レンガは撤去されてしまう」と危機に陥っていることを強調した上で、「今後は国府台地域だけでなく、市内や近隣の各種団体、有識者とでネットワークを組み、保存法や活用法を提言するしかない」と話した。

 

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