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【千葉】

千葉市が独自の医療チーム 千葉大病院と協定 熱中症や食中毒想定

救急業務の協力協定を結び、新たに救急医療チーム「COMET」を発足した千葉大病院の山本修一病院長(右)と熊谷俊人市長=千葉市役所で

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 千葉市は今月から、市内で集団食中毒や熱中症、負傷者多数の交通事故などが発生した際に、現場に千葉大学病院(千葉市中央区)の医師や看護師が駆け付ける独自の救急医療チーム「COMET(コメット)」を発足させた。多くのイベントが開かれる幕張メッセを抱え、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの開催も控えていることなどから、市は先月二十三日に同病院と協定を結んだ。今後も協力する医療機関を増やしていくという。

 千葉大病院は、市内の三次救急医療機関に指定されており、災害医療派遣チーム「DMAT」を抱える。DMATは、震度6弱以上の地震または二十人以上の死傷者が見込まれる災害などが起きた場合に派遣が要請され、これまで東日本大震災や熊本地震の被災地などで活動してきた。県内での活動実績はこれまでない。

 市救急課によると、一五年夏に幕張メッセで開かれたゲームイベントで、子供を含む二十二人が熱中症となった。救急隊や消防隊が駆け付け、幸い全員が軽症だったが、担当者は「現場に医療チームがいれば早く治療を始めることができた」と振り返る。

 COMETは、五人以上の傷病者の発生、交通事故などで救出に三十分以上を要する場合や、イベントなどで集団食中毒や熱中症が発生した際、市が派遣を要請する。千葉大病院の医師と看護師は、病院の救急車で現場に駆け付ける。

 幕張メッセや大型商業施設が並ぶ幕張地区では、救急隊が対応する事案も少なくないという。協定を結んだ千葉大病院の山本修一病院長は、「これまでは出動要件がDMAT基準しかなかったが、二〇年に向け医療体制の整備は早急に進める必要がある。市民のための医療を整えたい」と話した。 (柚木まり)

 

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