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【千葉】

勇忌通じ 新選組次代へ ゆかりの地、流山であす法要や講演

新選組の魅力を伝え続けている大出俊幸さん=流山市で

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 幕末の新選組を率いた近藤勇局長をしのぶ催し「勇忌」が九日、ゆかりの流山市で開かれる。勇忌は、新選組に関する多くの書籍を手がけた出版社「新人物往来社」元社長の大出俊幸さん(80)たちが二〇〇四年から毎年、この時期に開催している。大出さんは新選組の魅力を「幕末維新における唯一の若者たちの青春」と熱く語る。 (飯田克志)

 近藤は一八三四(天保五)年、多摩地域で生まれた。その後、京都に赴き、新選組局長となった。鳥羽伏見や甲州勝沼の戦いに敗れた後、六八(慶応四)年四月、流山で新政府軍に包囲されて出頭、現在の東京都板橋区で処刑された。流山では「人々を戦禍に巻き込まないため出頭した」と語り伝えられている。

 流山市在住の大出さんは、新人物往来社時代に新選組の書籍を百五十冊以上出版。新選組の魅力を語り合い、知識や理解を深めようと「新選組友の会」も発足した。

 勇忌は、二〇〇四年のNHK大河ドラマ「新選組!」放映をきっかけに、友の会と地元の「流山歴史文化研究会」(渡辺義正会長)が、流山での新選組の足跡を知ってもらい、街の活性化につなげようと始めた。

 大出さんは、天才剣士とされる隊士の沖田総司が京都で浪士三人に袋小路に追い詰められた際、反転して風のように走ってきたら、浪士三人が倒れていた、という逸話に、幕末を駆け抜け始めた新選組の「青春」を強く感じている。

 勇忌は法要と、新選組に関連した講演会を毎回開催。今年は午後一時半から長流寺で法要、同二時半から流山福祉会館で、司馬遼太郎が新選組副長・土方歳三の生涯を描いた「燃えよ剣」を担当した元編集者の松成武治さんが講演する。

 大出さんは「勇忌を続けていくことは大切。交流が広がり、新しい発見につながることもある」と話す。講演会参加費二千円(オリジナル記念品付き)。ともに予約不要。問い合わせは渡辺さん=電090(4674)5517=へ。

 九日午前十時からは、愛好家グループ「新選組流山隊」による史跡巡り「巡察会」(予約先着三十人、参加費五百円)もある。

 同グループが新選組の歩みを紹介する記念展も十六日まで市施設「杜(もり)のアトリエ黎明(れいめい)」で開かれている。無料。十日は休館。同アトリエでは、新選組流山隊の松下英治隊長(55)が十五日に新選組結成を、十六日に流山での近藤をテーマに講演(各回予約先着二十五人、参加費八百円)。問い合わせは同隊=電090(3041)7051=へ。

 

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