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【千葉】

千倉の自然を思い出に 7月にシリアの子らと交流イベント

「千倉グローバルこども交歓会2017」開催に向けた意気込みを語る臼井礼さん(左)と鈴木務さん=館山市役所で

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 南房総市千倉町の豊かな自然の中で、国籍や言葉の違いを超えて交流を深めてもらおうと、日本で暮らすシリア人らの子どもたちと千倉小学校の児童が交流するイベント「千倉グローバルこども交歓会2017」が7月、千倉小などで開かれる。実行委員会事務局長の臼井礼(あや)さん(41)=神奈川県鎌倉市=は「たくさん思い出をつくって、千倉を第2の故郷と感じてもらえるような催しにしたい」と意気込んでいる。 (山口登史)

 実行委によると、交歓会は七月二十八日から二泊三日の予定。招待するのは、いずれも日本で暮らす、シリア人を中心とするミャンマー人やブラジル人の子どもら約三十人。多くが金銭面のほか、日本での生活になじめないなど、さまざまな事情を抱えているという。千倉小の児童の家にホームステイし、往復の交通費や食費などは実行委が全額負担する。

 交歓会では、木々が生い茂る地元の名峰「高塚山」(標高二一六メートル)でのオリエンテーリングのほか、千倉海岸でのビーチサッカー、互いの国や地域の料理を振る舞うなどの行事を計画している。臼井さんらは今後、千倉小の児童と話し合い、計画の詳細を決めたいとしている。

 七日には、米軍がシリアのアサド政権への攻撃に踏み切った。臼井さんは「いろいろな思いを抱えているだろう」と、シリアの子どもたちを案じる。「山と海を望む千倉で、きずなを深め、憎しみや悲しみを少しでも和らげるきっかけになれば」と話す。

 臼井さんは千倉町出身。安房高校を卒業後、約十年間、欧州へ渡航。世界各国の仲間と交流を深めた。特に戦争や貧困に苦しむ国の出身者との出会いが今でも忘れられないという。

 旧七浦小学校(二〇一四年、千倉小に統合)の閉校関連行事などを通じて交流があった、IT関係会社を運営する鈴木務さん(47)=千倉町=らと今年二月に交歓会の実行委を設立。準備を続けてきた。

 実行委では、今後も同様の催しを続けていきたいとしており、寄付も募っている。問い合わせは、臼井さん=電090(7421)3186=へ。

 

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