東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

ピロリ菌検査 20、30代に千葉市助成 胃がん発生リスク軽減へ

千葉デザイナー学院の学生が制作したピロリ菌検査の受診を呼び掛けるチラシ(千葉市提供)

写真

 千葉市は二〇一七年度から、二十代と三十代の市民を対象に、ピロリ菌検査(胃がんリスク検査)の助成事業を始める。ピロリ菌は胃の粘膜にすみつく細菌で、胃がん発生に影響があるとされる。乳幼児期に、親が子どもに離乳食をかみ砕いて「口移し」するなどして感染する例が多いことから、若い世代に積極的に受診してほしいと呼び掛けている。

 一七年度の検査の対象者は、二十歳、二十五歳、三十歳と、三十五〜三十九歳の男女の約九万人。市は検査費用の一部を助成する費用として、約三千二百万円を計上した。受診を希望する人は、いずれかのタイミングで一人一回、市内の医療機関で受診できる。自己負担額は五百円。市は五月中旬に対象者に受診券と案内を郵送する。

 胃がん検診では市はこれまで、三十五歳以上の男女を対象に、年一回のエックス線検査を実施してきた。健康支援課によると、三十代の胃がんの罹患(りかん)率や死亡率は減少したものの、ピロリ菌の感染者は、胃がん発生のリスクが未感染者と比べて十五倍高いとされるデータもあり、ピロリ菌検査の助成を始めることにした。

 四十〜四十九歳の市民はこれまで通り、年一回のエックス線検査を受診できる。五十歳以上は、エックス線検査か、内視鏡検査(二年に一回)のどちらかを選べるようになった。

 ピロリ菌検査の受診を呼び掛ける広報チラシは、千葉デザイナー学院の学生が制作した。担当者は「ピロリ菌は胃がんだけでなく、胃潰瘍の発生リスクも上げる。親から子への感染予防のためにも、子育て世代にぜひ受診してもらいたい」と話している。 (柚木まり)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報



ピックアップ
Recommended by