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【千葉】

「地域の信頼 揺らいだ」 女児遺棄 近隣住民に怒り、不安

 松戸市の小三女児の死体遺棄容疑で逮捕されて一夜明けた十五日午前、小学校の保護者会会長渋谷恭正容疑者(46)は上着のフードをかぶって、終始うつむいたまま車に乗り、我孫子署から送検された。容疑者宅の周辺では「地域の信頼が揺らいだ」と怒りや不安が広がり、女児を知る人は深い悲しみに沈んだ。

 黒っぽい上着とズボン姿の渋谷容疑者は午前十一時ごろ、三人の警察官に囲まれて我孫子署の二階から外階段を下り、駐車場の白いワゴン車に乗り込んだ。顔を隠すようにフードを目深にかぶり、詰め掛けた報道陣には視線を向けなかった。

 松戸市の渋谷容疑者の自宅マンションには午前十時すぎ、県警の捜査員数人が到着し、段ボール箱を持って建物内に入った。

 容疑者が児童の見守り活動をしていただけに、近所に住む八十代の男性は「地域の信頼が揺らいでしまった」と動揺した様子。配送業の男性(65)は「自分の子どもが同じ学校に通っているのに何を考えているのか」と声を荒らげた。

 約三百メートル離れたベトナム国籍のレェ・ティ・ニャット・リンさん(9つ)の自宅では、ひっそりした入り口に新しい花が一束供えられていた。近所の女性(75)は「庭で洗濯物を干したりしていると、リンちゃんは『何をしているの』と声をかけてくれた。いなくなってとても寂しい」と声を落とした。

 リンさんが通っていた小学校では、早朝から野球の練習をする子どもの姿があった。幼稚園に通う子どもを持つ三十代の女性は「保護者が犯人だったことはショックだ」と話した。

 

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