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【千葉】

<ひとキラリ>松戸 スポーツで熱く 「松戸レガロ」設立 上場雄也さん 

「スポーツで松戸を盛り上げたい」と話す上場雄也さん=松戸市で

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 「松戸市民が誇れるものが、自分の関わってきたスポーツであったらいい。だれもやらないなら、自分でつくろう」

 昨年夏のリオデジャネイロ五輪を目指した元ビーチバレーボール日本代表の上場(あげば)雄也さん(33)が生まれ育った松戸市で、スポーツクラブ「松戸レガロ」を設立し、スポーツで街を熱くしようと挑戦している。

 バレーは中学から始め、中央学院大学時代に頭角を現した。大学卒業後はVリーグの東京ヴェルディやFC東京などに所属した。日本代表にも選ばれ、二〇一二年のロンドン五輪を目指したが、かなわなかった。

 同五輪予選後、大学の一学年後輩でビーチバレーのトップ選手として活躍していた長谷川徳海(よしうみ)さん(32)からペアを組もうと熱心に誘われ、今度はビーチバレーでリオ五輪を目指すことに。一三年には日本代表に選ばれ、世界を転戦した。

 一方で、リオ五輪後、自らの経験を生かしてスポーツで松戸を活性化したいと考えるようになった。「柏にレイソル(Jリーグ)、船橋にジェッツ(Bリーグ)があるのに、なぜ松戸にはスポーツのトップチームがない」という思いがあったからだ。

 加えて、もともと教員志望で、東京ヴェルディを辞めた後、一年半ほど松戸市内の中学校二校で社会科を教えていたこともあり、子どもの教育にも携わりたいと考えていた。リオ五輪後には本格的に活動できるようにと、一五年夏、レガロを設立した。

 レガロには、ビーチバレーボールとフットサルの二部門がある。ビーチバレー部門には上場さんら国内ツアーに参戦している男女五選手が所属。市内のイベントでプレーを披露して、レガロのPRもしている。

 昨年スタートしたフットサルチームは国内トップ「Fリーグ」参入が目標で、選手十人が所属。二月に県リーグで一番下位のチャレンジリーグから三部への昇格が決まり、Fリーグへの階段を一つ上がった。上場さんは門外漢だったフットサルに取り組む理由を「ビーチバレーは選手二人なので選手への応援になりがち。フットサルはチーム競技で、松戸全体で集まって応援してもらえる」と話す。

 ビーチバレーには小中高生対象の教室があり、四月からはバレーでも小学生のチームを結成し、女子中高生対象の教室を始めた。上場さんは、総合設備商社「クリアバンク」(東京都新宿区)の広報部に所属する形でサポートを受けながら、クラブのトップとしてスポンサー集めなどレガロの運営と、ビーチバレー選手としての活動と「二刀流」で奔走する日々。

 レガロのチームカラーは松戸の豊かな自然をイメージした緑。上場さんは「市内のイベントで松戸にこんなチームがあるんだと、応援の声をたくさんもらった。街を緑に染めたい」と燃えている。 (飯田克志)

 

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