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【千葉】

支え合い広がり親子の居場所に 船橋「キタナラ子ども食堂」1年

歓声を上げながら夕食を楽しむ子どもたち=船橋市で

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 船橋市習志野台の「キタナラ子ども食堂」が、活動一周年を迎えた。月一回夕食を提供し、今月四日は一周年を記念し、食べ放題のビュッフェとなった。各地で広がる子ども食堂。ボランティアたちは「子どもたちの居場所になった」と振り返るとともに、「深夜や土日祝日も働く親とシングルマザーの増加など、貧困だけでない、いろんな問題が見えてきた」と話している。

 キタナラ子ども食堂を開設したのは、同所で飲食店を営む伊藤由佳さん(52)。子ども食堂のオープンは昨年四月四日。以来、五月五日、六月六日と「ぞろ目の日」の午後五〜七時に開いている。

 食材費を抑えるため、店と取引のある食肉店、野菜の生産・販売店のほか、フードバンクちばなどに無料提供を呼びかけた。すると、知人や近所の人たちが、家庭菜園で採れた野菜や缶詰を寄せてくれるようになった。

 料理は、メイン料理とサラダ、みそ汁などのワンプレート方式。一月一日にも開いたのは「お正月といっても、働く親たちが多いことが分かったから」といい、お雑煮やだて巻きを用意したという。

 一周年記念のビュッフェでは、炊き込みご飯、ホウレンソウのカレー、あえ物などをそろえた。デザートのマフィンは、無償提供された非常食用の缶詰の中に、煮たリンゴを挟み込むなど工夫した。

 「カレーが好き」(小一女児)、「イモがうまかった」(小五男児)と話す子どもたちの声を聞きながら、伊藤さんは「親同士が悩みごとを話し合ったりと、子どもだけでなく、家族の居場所になった」とこの一年を振り返る。一緒に活動する知人の小関尚子さん(50)も「子どもや親たちが、テーブルを囲んで楽しそうに食事をする雰囲気が好き」と声を弾ませた。

 食堂を利用する子どもたちは無料で、親子の場合は保護者分として三百円。大人のみの利用もでき、一人五百円。 (保母哲)

 

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