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【千葉】

絆で響かす円熟の歌声 柏の女声合唱団が40周年コンサート

コンサート本番に向け、坪井フミ子さん(右から2人目)の指揮で、練習に打ち込む団員たち=柏市で

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 柏市富勢(とみせ)小学校のママさんコーラスを中心母体とする女声合唱団「コールマイン」。母親仲間のきずなが深く、団員の大半は一九七六年の結成当初から活動している。平均年齢が七十五歳を超えた現在も、週一回の練習を欠かさない。二十一日には、結成四十周年を記念するコンサートが、柏市民文化会館で開かれる。 (堀場達)

 コールマインは、富勢小の保護者でつくる「とみせコーラス」など市内四グループが集まり、結成した。「柏市合唱の集い」に毎年参加し、地域の福祉施設への慰問、クリスマスコンサート開催を続けてきた。

 毎週金曜日には、市布施近隣センターに団員が集まり、練習に励む。記念コンサートの実行委員長を務める松木篤美(あつみ)さん(71)によると、団員は六十八〜八十六歳の二十四人で、うち十五人が創立メンバーという。長年活動を続けることのできた理由の一つに、松木さんは「指導者に恵まれた」ことを挙げる。結成当初からコールマインを指導してきたのは、我孫子市在住の声楽家坪井フミ子さん(77)。保護者の一人だったことが縁で、松木さんらに頼まれた。坪井さんは笑って振り返る。「みなさんが熱心なので、私も責任上、両親の葬儀以外に、練習を休んだことはありません」

 「合唱団活動は健康にもいいはず」と団員たちは口をそろえる。「練習では適度に体を動かし、大きな声を出す。生活にリズムができ、社会参加もできる。楽しみながら健康増進を実践しているんですよ」

 坪井さんのつてで、記念コンサートには心強い音楽家も加わる。指揮棒を振るうのは、英国ロンドン市に住む音楽家スティーヴン・エレリさん(51)。若手のプロ楽器奏者らが「エレリ・オーケストラ」を編成し、伴奏する。エレリさんは四月十四日、団員の練習見舞いと打ち合わせを兼ね、布施近隣センターを訪れた。

 結成二十五周年を迎えた際、混声合唱をするために結成された姉弟合唱団の「コールマイン男声」、坪井さんが流山市と東京都台東区浅草で教えている女声合唱団も、記念コンサートに出演する予定だ。

 「若いころのような声量こそないが、その分、まろやかさが出てきた。円熟した魅力がある」。坪井さんはコールマインの持ち味をそう語り、来場を呼び掛けている。入場料千円、午後一時半開場、問い合わせは松木さん=電04(7132)3402=へ。

 

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