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【千葉】

内房線 千葉駅直通復活を 館山で「守る会」結成

夕方の下校時間帯のJR内房線の館山駅=館山市で

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 三月のJR東日本のダイヤ改正で、日中の館山−千葉間の直通電車などが廃止され、内房線沿線住民から不満の声が上がっている。「登下校に支障がある」として、スクールバスの運行を始めた学校も。五月二十一日には館山市内で「内房線と地域を守る会」の結成総会が開かれ、ダイヤ復活などを求め、八月末まで署名活動を行うことを決めた。 (山口登史)

 三月四日のダイヤ改正では、朝夕の通勤・通学時間帯に館山−東京間で運行されてきた上下一本ずつの特別快速が廃止され、日中の館山−千葉駅間の普通電車は、館山駅の手前の木更津駅で折り返しとなった。

 結成総会には、沿線住民ら約八十人が出席。守る会代表の松苗礼子さん(81)=館山市=は「中高生たちや運転免許を返納した高齢者の切り捨てにならないよう、粘り強く訴えていきたい」と話す。

 総会に出席した君津商業高校(富津市)の男性教諭は「木更津より北の地域から通学する生徒は乗り継ぎが必要になり、不便になった。生徒が減るのではと心配している」と訴えた。

 木更津市内で拓殖大学紅陵高校や志学館中等部・高等部を運営する学校法人紅陵学院(同市)は四月から、生徒の送迎のため、木更津市から館山市、南房総市を巡回するスクールバス「館山線」の運行を始めた。

 紅陵学院の担当者によると、今回のダイヤ改正で、下校時に木更津駅から安房鴨川駅方面に向かう電車を利用するには館山駅で乗り換えが必要になり、生徒に影響があるとしてバスの運行を決めたという。

 二〇一五年三月のダイヤ改正では平日の館山−東京間の特急さざなみが廃止され、その代わりとして運行してきた同区間の特別快速も、今回のダイヤ改正で廃止された。

 一五年の特急廃止後、東京湾アクアラインを通る高速バスで都内の会社に通勤する館山市の青木俊之さん(47)は「帰宅の際は毎回のように渋滞に巻き込まれ、定時の到着はほとんどない」と話し、平日の特急の復活を望む。

 JR東日本千葉支社は、特別快速の廃止について「内房、南房総地域への利用客を期待したが、君津−館山間の利用客が想定よりも少なかった」と説明。「千葉や都内に向けては君津駅から総武線直通の快速電車が出ている。君津駅では同じホームで乗り換えられ、利便性は向上したと考えている。理解してほしい」と話した。

 

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