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【千葉】

浦安の液状化対策工事 埋設物で完成大幅遅れへ

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 東日本大震災で液状化被害があった浦安市で、対策工事中の一部住宅から埋設物が見つかった。市は今後の施工方法をまとめる検討調査委員会を設置し、初会合が十日、市内であった。工事は来年三月の完成を目指していたが、大幅に遅れることになる。

 埋設物が発見されたのは舞浜三丁目の住宅。軟弱地盤で水分を吸い上げる排水材「ドレーン材」(布製)が地中にあることが分かったため、市は今年一月から工事をほぼ中断している。

 これまでのボーリング調査などで、同所ではこの排水材が広範囲に埋まっていることが判明。さらに粘着性が高い土質であることも分かり、工事再開に支障が出ている。

 検討調査委の委員は土質、地盤などを専門にする大学教授ら五人と、市幹部の計七人。市や施工業者は対策として、工事機械に排水材が巻き付いた場合は取り除き、液状化対策で埋めるセメント系固定材の配合割合を見直すなど施工方法の改善案を示した。こうした試験工法を七〜九月の約三カ月行い、有効性を確かめるとしている。

 舞浜三丁目では昨年十二月から、地中に固定材を流し込み、宅地などの周囲を取り囲むように深さ約十メートルの「壁」を作って地震の揺れを抑える「格子状地盤改良工法」を進めていた。この工法の液状化対策は、市内三地区の計四百七十一戸を対象に進められているが、同所が最も早く着手していた。

 検討調査委には地元の市民ら約四十人も傍聴。委員らに対し、「土壌問題は以前から分かっていたはずだ」「試験工法の現場を公開してほしい」といった意見が出た。 (保母哲)

 

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