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【千葉】

木更津「山の会」、半世紀超えラジオ体操 憩いの場にも

ラジオ体操に励む「山の会」の会員たち=木更津市で

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◆詩吟や謡曲などで交流

 木更津市の太田山公園でラジオ体操を半世紀以上続けているグループがある。名前は「山の会」。大雨など悪天候の日を除き、会員たちは毎日、早朝から体を動かし、交流を続けている。10年以上通い続けるメンバーも多く、終了後には詩吟や謡曲の練習に励んだり、他愛のないおしゃべりを楽しんだり、憩いの場にもなっている。 (山口登史)

 NHKラジオ第一でラジオ体操の放送が始まる午前六時半少し前。小高い丘の上にある太田山公園に、参加者たちが続々と集まってきた。五十年以上参加する男性(84)は「健康な体を維持できるのはラジオ体操のおかげ」と笑顔で語る。

 山の会の結成は一九六五(昭和四十)年。同公園で軽体操をしていた五〜六人に、木更津金鈴ライオンズクラブからラジオを寄贈されたことがきっかけだった。

 会長の小野友見さん(78)=同市清見台=によると、会員数は今年六月現在、約六十五人で大半が七十代以上。年間で三百三十日程度実施し、二十〜五十人が集まる。終了後には一部の参加者が詩吟や謡曲などを楽しんでいる。このほか、新年会や忘年会、バーベキュー、芋煮会なども定期的に開いている。

 妻との死別を機に四〜五年前から参加する梶薫之(しげゆき)さん(74)=同市木更津=は「しばらくは家の中に閉じこもって一言も話さない日が多かったが、参加して気持ちが明るくなった。今では朝が来るのが待ち遠しい」と笑顔を見せる。

 三十年以上続けている最高齢の朝生和子さん(89)=同市大和=は「雰囲気も良くて、仲間たちと世間話できるのが何よりの楽しみ」と語った。

 山の会は、長年の活動が評価され、二〇〇二年と一四年にかんぽ生命保険などから表彰も受けた。会長の小野さんは「ラジオの電池代として年会費二百円がかかるが、誰でもいつでも参加できるので、気軽に足を運んでほしい」と呼び掛けている。

 

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