東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

拡大一途 手賀沼のハス群落 初の試験刈り取り

刈り取り後、小舟で運ばれて陸揚げされるハス=柏市で

写真

 手賀沼のハス群落が面積拡大の一途をたどり、県や周辺市、団体でつくる「手賀沼水環境保全協議会」は六日、繁茂を抑える手だてを探ろうと、初の試験刈り取りを進めた。大量繁茂は水質や生態系に悪影響を与える恐れがあり、今回の試行を踏まえ、来年度以降の継続的な刈り取りや、管理方法などを検討する。

 群落は柏市と我孫子市を結ぶ手賀大橋の東側で広がる。一九六五年には一・五ヘクタール、七〇〜九〇年代は一〇ヘクタール前後で推移してきたが、二〇〇〇年以降、群落の広がりが目立つようになり、協議会の調べでは、一二年に二一・四ヘクタール、一五年には二三・一ヘクタールを観測した。

 県水質保全課によると、ハスが増えすぎた場合、根の周りの酸素が減り、日光が届きにくくなるなどして、水質悪化が懸念される。七月の協議会総会で、試験刈り取りを緊急実施し、来年度以降の本格対策に乗り出したいと県側から提案があり、同意したという。

 刈り取り作業には、環境コンサルタント会社の社員や、県職員ら五人が参加。水面に出た葉、茎を刈り取るだけだと、残った部分が腐敗するため、潜水作業で根元部分を陸揚げして回収した。

 船外機付きの作業用ボート一隻と、ハスを運搬する手こぎの小舟二隻を使い、群落のおよそ〇・一ヘクタール分を刈り取った。東京電力福島第一原発事故の影響で、基準値を上回る放射性物質を含んでいる恐れもあるため、回収したハスは、測定検査後に処分する。 (堀場達)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報