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【千葉】

楽しい夏の思い出 黒板に 松戸・中部小で聖徳大生ら絵をプレゼント

色とりどりの絵画に児童らの表情も華やいだ=松戸市で

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 夏休みが終わって学校に来てみると、黒板がジャックされていた! 松戸市立中部小(三輪睦子校長、児童数五百十二人)で聖徳大学の学生らが黒板アートを手掛け、宿題を抱えて教室に入ってきた児童たちは、色とりどりのチョークで描かれた絵画にびっくり。表情がぱっと華やいだ。 (林容史)

 松戸駅周辺の十二町会・自治会でつくる「松戸まちづくり会議」と、国内外からアーティストを招いている一般社団法人「PAIR」が共催。子どもたちにアートを身近に感じてもらおうと二〇一六年二月に相模台小、今年一月には北部小で実施した。

 聖徳大学をはじめ武蔵野美術大学、女子美術大学の学生ら十人が八月三十一日、ほぼ一日を費やして七教室で作品を仕上げた。

 花火や海水浴など夏の思い出を描いたり、人と金魚が泳ぐ金魚鉢をのぞく猫、浮世絵師・葛飾北斎の作品の砕け散る波頭を模したり…。作品では若い感性が輝く。児童たちは、黒板いっぱいに広がる不思議なアートの世界に隠されたメッセージを探しながら鑑賞していた。

 四年の星野結さん(10)は「黒板がいろいろな色で塗られていて面白かった」、四年の川崎心愛(ここあ)さん(9つ)は「きれいな夏の朝みたい。ちょっと学校に来るのが嫌だなと思ってたけど絵を見たら楽しくなった。消してしまうのが悲しい」と話していた。

 黒板アートに挑んだ聖徳大三年の仲村有貴(ゆき)さん(21)は「九月一日、登校して楽しくなるような絵にしたかった」、同じく三年の渋谷澪那(れいな)さん(20)は「自由に絵を描いて、自分たちも楽しんだ」と振り返った。

 黒板ジャックを発案した武蔵野美術大から参加した二年の加藤恵里さん(24)は「チョークに慣れるのが大変だったけど、大きな画面に描けて、たくさんの児童に見てもらえて鍛えられた」と笑っていた。

 黒板アートは、児童と作家と共に記念写真に納まった後、子どもたちの手で消された。

 

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