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【千葉】

伊勢丹松戸、撤退も 市議会総務委、21億円支出案認めず

存続に向けて揺れる伊勢丹松戸店=松戸市で

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 松戸駅前の伊勢丹松戸店の存続に向け、松戸市が同店の賃料計約二十一億円を支払う案について、松戸市議会の総務財務常任委員会は七日、市の支払いを認めない修正案を可決した。修正案は二十五日の本会議で採決されるが、市は、三越伊勢丹ホールディングス(HD)との交渉期限を今月末としており、一転して伊勢丹松戸店の撤退の可能性が出てきた。 (林容史)

 市の計画では、伊勢丹松戸店の四階フロアの約六割に当たる約千六百平方メートルの賃貸借契約を結び、テナント料として来年から約十年間にわたって総額二十一億円を支出。そのスペースに市民活動サポートセンターや旅券事務所などを入居させる方針だった。

 市は十年間の支払いを前提にした債務負担行為を盛り込んだ二〇一七年度一般会計補正予算案を議会に提出していた。

 この日の委員会では、二階堂剛委員(政策実行フォーラム)が「ほかに市民の要望がある中、二十一億円を超す公金を投入してよいのか」と疑問を呈した。杉山由祥委員(まつど自民)も「伊勢丹を残す価値があるのか、経済効果を示さなければ市民は納得できない」と指摘するなど否定的な意見が相次いだ。

 委員長を除く全委員の連名で、「疑問が解消されておらず判断を下すには至らない」として、債務負担行為を削除する補正予算案の修正案を提出、全会一致で可決した。

 これに先立ち、小林邦博総合政策部長は、三越伊勢丹HD側が今週、交渉期限を今月末と区切り、市側の提案が可決されなければ、閉店も検討せざるを得ない考えを示したことを明らかにした。牧野英之副市長は「時間がない中、説明責任を果たしていないことは十分、承知している」と謝罪した。

 

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