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【千葉】

ニセ電話詐欺 4年で被害報告ゼロ 「撃退兵器」の効果てきめん

詐欺グループからの電話があると、赤いランプで知らせる迷惑電話チェッカー(手前右)=県警本部で

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 ニセ電話詐欺などが相次ぐ中、県警は、固定電話に取り付けて発信者を判別する外部機器「迷惑電話チェッカー」を使った実証実験を約四年間実施したところ、迷惑電話のブロックに効果がみられ、被害に遭った報告はなかったとする中間結果を明らかにした。 (美細津仁志)

 県警などによると、県警が事前に提供した犯人グループの電話番号からの着信ブロック回数は、一台平均で月〇・四一回で、全国平均の月〇・三七回より多かった。

 セールスや勧誘の迷惑電話を含めても、ブロック回数は、県内は月五・六二回で、全国の五・一一回を上回った。実験参加者のうち、ニセ電話詐欺などの被害にあった報告はなく、「変な電話がかかって来なくなって、安心している」(七十代女性)などと好評という。

 県警生活安全総務課の担当者は「(ニセ電話詐欺などの)被害の八割は六十五歳以上の高齢者で、迷惑電話の着信数の多い県ほど危険を取り除く機器の普及が重要。身を守る選択肢を増やしてほしい」と呼び掛けている。

 実証実験は県警と、迷惑電話番号のリスト管理をするトビラシステムズ(名古屋市)、ソフトバンク(東京都港区)が二〇一三年十月に始めた。県内二十七自治体の約千戸に無償配布し、現在も約八百台で実験が続いている。

 チェッカーは、トビラシステムズの迷惑電話番号や、県警が提供したニセ電話の犯人グループの電話番号から着信があると、「迷惑電話のおそれがあります」の音声アナウンスが流れ、赤色のランプが点滅する。機器の「拒否ボタン」を押せば、利用者側で拒否の多い電話番号は蓄積され、各利用者の機器にも反映される。このような番号リストは全国で二万五千件に上るという。

 

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