東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 9月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

成田山書道美術館 リニューアル開館展 「読める書」聴松さん作品展

金子聴松さんの大作を鑑賞する人たち=成田市の成田山書道美術館で

写真

 成田市の成田山書道美術館が、内装を新しくするなどのリニューアル開館に合わせ、船橋市出身の書家で創玄書道会長を務めた金子聴松(ちょうしょう)さん(一九一八〜二〇一四年)の代表作を集めた特別展を開催している。十月二十二日まで。

 同会創始者で文化勲章を受章した金子鴎亭(おうてい)さん(一九〇六〜二〇〇一年)の高弟で、自作詩や他作の近現代詩を「読める書」で表現。また、県書道協会長として地域の書の振興にも尽力した。

 会場では、逸見猶吉(ゆうきち)さんの詩集「ウルトラマリン」に収録された「ベエリング」の大作など二十五点を展示。基礎をしっかり習得していたことが分かる十代後半に制作した楷書の作品もある。すずりや墨、篆刻(てんこく)印など愛用品も並べた。

 谷本真里学芸員は「読める書は芸術としての評価が追いついていない面があるが、見ていて面白い。聴松の作品は心情を書に託していて、表現として魅力的」と話す。

 併せて、県書道協会役員展も開かれている。入館料は大人五百円など。

      ◇

 成田山書道美術館は、広さを生かして現代書道の優れた大作を多く受け入れており、収蔵品が江戸末期から最新作まで五千六百点を超えている。

 リニューアルに伴い、企画展や特別展のほかに収蔵品を紹介するコーナーを設けた。外国人観光客向けに、近代美術に近い前衛書などに英語の解釈文を付ける取り組みを進めている。

 また、年明けからは平安時代の古筆、鎌倉や室町時代の古写経といった歴史的価値が高い希少な書の展示を予定している。 (小沢伸介)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報



ピックアップ
Recommended by