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【千葉】

<衆院選 若者の選択>一票に託す思い

 二十二日投開票の衆院選では、衆院選としては初めて、十八、十九歳の若者が有権者に加わる。高校の授業で電子投票を実施したり、大学生が主要政党の政策を比較して意見を交わすなど、一票に託す思いを考える若者の取り組みが、広がりつつある。 (山口登史、黒籔香織)

電子投票システムの調整を続ける生徒たち=袖ケ浦高校で

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◆袖ケ浦高3年生が授業で電子投票

 袖ケ浦高校の三年生は二十日、インターネットのサービスを活用し、地元の衆院選候補者などへの「電子投票」を実施する。情報コミュニケーション科の課題研究授業の一環で、生徒たちは今回、衆院選での電子投票を研究テーマに選んだ。選挙への関心を高めてもらい、投票率アップにつなげる狙いがある。

 袖ケ浦高校によると、三年生は約二百八十人おり、袖ケ浦、木更津、君津、富津、市原市から通う生徒が大半を占める。このため、電子投票の対象は千葉3区と千葉12区を選んだ。

 生徒たちは、アンケートの作成分析ができる「グーグルフォーム」を活用して電子投票のシステムをつくった。選挙区を設定すると、実際の投票と同じように、小選挙区や比例、最高裁裁判官国民審査に一票を投じることができる。

 二十日は午前七時〜午後八時まで投票を受け付け、生徒たちは好きな時間にスマートフォンなどで一票を投じることができる。投票結果は、衆院選への影響を避けるため、二十三日以降に集計する。

 生徒たちは十六日、二十日の電子投票に備え、複数の新聞に目を通し、各党の政策や候補者の公約などを熱心に比較するなどした。

 システム構築に携わった一人で、情報コミュニケーション科三年の大木葉月さん(18)は「電子投票を通じ、政治や選挙に興味を持ってもらうきっかけになればうれしい」と笑顔で話した。

主要8党の主張をグループ分けする大学生ら=柏市で

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◆大学生20人が参加8党の政策を比較 柏で勉強会

 柏市では十五日、大学生が主要政党八党の政策パンフレットを読み、政策を比較する勉強会があった。県内や東京などから大学生二十人が参加。四班に分かれて投票する目的を考えたり、改憲や教育無償化、消費税増税などの争点ごとに政策を比較し、意見を発表したりした。

 勉強会は、若者の投票率向上などに取り組む大学生らでつくるNPO法人「ドットジェイピー」千葉支部が主催。

 政策を比較した後に行われた発表では、「どの党も教育無償化を掲げていて、このような時代に学生生活を送りたかった」「改憲を掲げる政党が多い印象を受けた」などの意見が出た。

 勉強会に参加した東洋大食環境科学部二年の加藤璃子さん(20)=栃木県真岡市=は昨年七月の参院選に続いて今回が二回目の投票となる。「各政党の政策を知ってから選挙に行きたいと思って参加した。政策を読んで改憲反対など、私の意見に近い政党を見つけることができた」と話した。

 

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