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【千葉】

第二の人生 富津に恩返し 元消防長ら まちづくり企業組合設立

カフェ兼直売所の開設へ打ち合わせをする高橋さん(左)、関田さん(中)、石渡さん=木更津市内で

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 第二の人生で富津に恩返しを−。富津市消防本部や市商工会のOBら四人が、まちづくり企業組合「新舞子の風」を立ち上げた。来年一月にも空き店舗を活用したカフェ兼直売所をオープンし、地元産品を活用した特産品の開発も進め、農業と市街地の再生を目指していく。 (山口登史)

 四人はいずれも富津市在住。元市消防長の高橋進一さん(63)、元商工会事務局長の石渡政弘さん(60)と、まちおこしコンサルタントの関田善弘(本名・鈴木善弘)さん(73)、関田さんの妻で元和食料理店女将(おかみ)の鈴木春江さん(69)。

 四人は地域の行事などを通じて長年の知り合いで、耕作放棄地やシャッターの閉まった商店が増えていく市街地の状況に胸を痛めていた。

 今春で石渡さんが定年退職したのを機に「子どもたちが帰ってきたいと思える街づくりをしよう」と、一人七十五万円を出し合って発起人となり、まちづくり企業組合を設立した。

 新舞子の風という名称には、地元の新舞子海水浴場にちなみ「海からのさわやかな風のように、街づくりの風を起こそう」と願いを込めた。

 カフェ兼直売所はJR佐貫町駅前の元食堂を活用して来年一月の開店を目指している。高橋さんと関田さんが持つ水田で収穫した低農薬米で薬膳がゆを出すほか、地元農家から仕入れた農産物を販売。このほか、富津特産のノリを練り込んだソーセージなど、新たな特産品の開発にも取り組む計画だ。

 九月十三日に企業組合の設立総会があり、理事長に就任した高橋さんは「富津がさらに発展できるよう、できることから一つずつやっていきたい」と意気込みを語った。

 

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