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【千葉】

地域「見守り隊」に高校生 松戸女児殺害事件受け、鎌ケ谷西高生22人

「六実っ子安全安心見守り隊」に名乗りを上げた県立鎌ケ谷西高の生徒たち

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 松戸市六実の小学三年生の女児=当時(9つ)=が三月に殺害された事件を受け、地域で子どもたちを守ろうと地元住民が中心になって発足させた「六実っ子安全安心見守り隊」に、高校生が名乗りを上げた。「もう二度と子どもたちに怖い思いをさせたくない」と生徒たちは地道な活動を誓った。 (林容史)

 新たに見守り隊に加わったのは県立鎌ケ谷西高校(鎌ケ谷市、松本聡校長)の生徒二十二人。被害に遭った女児が通っていた小学校とは直線距離で四百メートルほどしか離れておらず、女児の命が奪われた事件の影響は今も生徒たちの心に残る。

 地域の防犯活動に高校生も貢献できないかと学校側が提案、生徒たちに見守り隊への参加を呼び掛けた。最寄りの東武野田線六実駅を利用したり、地区内を自転車で通学したりする生徒が参加を申し出た。

 十日、同校で見守り隊員を示すカードが生徒一人一人に配られた。

 松戸市に住む一年の武藤世知夏(せちか)さん(16)は「小学生の妹と同じぐらいの年の子が犠牲になった。母が妹の送り迎えをする姿を見ていて、見守り隊に加わって、お母さんたちが安心して暮らせる地域にしたかった」と志望した理由を話した。

 同じく市内在住の一年水留(みずとめ)晴香さん(15)は「こんな身近なところで事件が起きるなんて、とてもショックだった。地域全体がピリピリした雰囲気になってしまった」と悲しむ。これからは自転車で少し遠回りして、小学校の近くを通学する決意だという。

 松本校長は、遅刻したり、一人で登校したりする小中学生を見掛けたら声を掛け、地域の人たちとも積極的にあいさつを交わすようアドバイスした。

 見守り隊は事件後、六月に市の後押しで組織。それまで学校や保護者、ボランティアなどが自主的に続けてきた見回り活動を一元化し、地域の情報の共有化を図った。小中学校や町会、企業など三十七団体、約千三百人が登録している。高校生だけで登録するのは初めてという。

 松戸市市民安全課は「登下校時にカードを首やかばんに下げて『街全体で子どもたちを見守っている』ことをアピールして」と効果に期待を寄せている。

 

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