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【千葉】

市川市長選 候補者の横顔

 市川市長選が十九日告示され、二十六日の投開票に向けて五候補の舌戦は熱を帯びている。立候補したのはいずれも無所属新人で、元衆院議員の村越祐民さん(43)=民進、共産、自由、社民、市民ネットワーク千葉県推薦、元市議の高橋亮平さん(41)、元県議の小泉文人さん(44)、元県議の坂下茂樹さん(43)=自民推薦、元衆院議員の田中甲(こう)さん(60)。五人が政治家を志したきっかけや趣味などを紹介する。(保母哲)

(届け出順)

◆渓流釣りで自然と一体

 村越祐民(むらこし・ひろたみ)43 無新=民共由社ネ

 「国政で培った経験や人脈を市政に役立てたい」。大学院在学中に県議として政治家の第一歩を踏みだし、二〇〇三年と〇九年の衆院選で当選。外務政務官も務めた。民主党、民進党の国会議員として活動してきたが、今度は市長選に挑むことを決めた。「生まれ育ったまちに恩返しをしたい。幅広い市民に支援を呼びかける」と力をこめる。

 座右の銘は、障害があってもあきらめない、という気持ちから「全ての壁はドアである」。料理が得意。十数年前から渓流釣りが趣味なのは「自分と自然とが一体になれるのがいい。魚との駆け引きも面白い」。山梨など県外へと足を運んでいたが、「最近は忙しくて、昨年夏以来、行けていないんです」。

◆独自の校則づくり原点

 高橋亮平(たかはし・りょうへい)41 無新

 「動けば変わる」。そう実感した初体験は、高校生時代だった。生徒会会長を務め、校則を独自に決めるなどした。子どもの権利条約の条文を読み、「国際的に認められていることが、なぜ、僕たちの学校では認められていないのか」と、教育委員会や政党、国に公開質問状も出した。「自らが動けば、働き掛ければ、世の中を変えられる」との思いが、政治家の道を歩むきっかけになった。

 二十六歳で市川市議に初当選。二期目途中、二〇〇九年の前々回市長選に出馬したが、落選した。その後、中央大学特任准教授などを務めた。好物はラーメンやハンバーガー。子どもは五人で、「小学生の娘たちとゲームをしたりして遊ぶとき、癒やされますね」。

◆レスリングで変わった

 小泉文人(こいずみ・ふみと)44 無新

 政治家を志したのは、初の子どもが生まれたとき。出産育児一時金を受け取り、「(行政には)税金を取られるというイメージがあったが、お金をもらえた。ありがたかった」と税金や行政の仕組みに興味を持った。「生まれ育ったまちを良くしたい」との思いが強まり、二〇〇五年から県議を二期、一一年からは市川市議を二期務めた。

 中学、高校、大学時代はレスリングに没頭。「小学生時代は肥満児で、逆上がりもできなかったが、レスリングで変わった」と苦笑する。いまの趣味は(スポーツ自転車の)ロードバイクやサーフィンといったスポーツのほか、ガーデニングも。「波乗りに出掛け、日の出とともに海に入るあのシーンが好きなんです」

◆飼い猫と遊んで息抜き

 坂下茂樹(さかしたしげき)43 無新=自

 「自分みたいな思いをする人が減ってくれれば」。裕福でなかった高校進学時、奨学金を受けようとした際に断られたことが、政治を志す原点になった。大学時代はアルバイトを掛け持ち。四年生のときから地元県議の事務所に出入りするようになり、卒業後は秘書になった。二十八歳で市川市議に初当選し、以来、市議二期八年、県議二期六年を務めた。

 尊敬するのは中国・三国志の天才軍師である諸葛孔明。「自らを犠牲にしても、公明公正な政治姿勢を貫いた」。息抜きは飼い猫「サダ」と遊ぶこと。六年前、事務所前に生まれたばかりで捨てられており、引き取った。「一緒にいると気分が安らぐ。考え事もまとまる」と笑顔を見せる。

◆県議だった祖父を追う

 田中甲(たなかこう)60 無新

 幼いころから、県議だった祖父の姿が脳裏に焼きついていた。二十七歳のとき、東海道を歩きながら「政治家になりたい」と決意。三十歳で市川市議に初当選し、県議二期、衆院議員三期を務めた。不動産会社社長だった父親が三年前に他界し、後を継ぐなどで政治からは離れていたが、「生まれ育った市川市のために」と、今回の市長選に出馬することを決めた。

 体力づくりを兼ね、趣味はスイミング。以前は日本酒を、いまはワインを愛飲する。信条は「一生に二つの人生を生きる」という意味の福沢諭吉の言葉「一身二生(いっしんにしょう)」。今年一月、六十歳の還暦を迎え、「これまでは国会議員などの政治家人生。これからは市川市のための人生」と感じている。

 

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