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【千葉】

銚子の缶詰工場など計28件 国の有形文化財登録へ

旧西廣家住宅の缶詰工場=銚子市で(同市教育委員会提供)

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 銚子市の旧西廣(にしびろ)家住宅(缶詰工場など)と石上酒造(仕込み蔵など)、野田市の茂木七郎右衛門家住宅(書院など)の三つの建物群計二十八件が、国の有形文化財(建造物)に登録される見通しとなった。文化審議会が十七日、「歴史的景観に寄与している」などとして、登録するよう文部科学相に答申した。

 旧西廣家住宅(屋号・治郎吉(じろきち))は主屋や缶詰工場、倉庫など五件。

 銚子を代表する船主の住居で、初代は江戸末期に紀州から移住し、イワシ漁や加工業を営んだ。昭和初期に建てられた木造の缶詰工場の二階には事務室や座敷がある。

 石上酒造は仕込み蔵や米蔵など五件で、明治中期の建築とされる。米蔵外壁の下部は平らな瓦を貼り付けた海鼠(なまこ)壁、上部は白い漆喰(しっくい)塗でできている。

 茂木七郎右衛門家住宅は主屋や書院、琴平神社本殿など江戸から大正にかけての十八件。しょうゆ醸造で栄えた茂木家の書院はシャンデリアなど、しゃれた意匠を持つ。神社本殿には宮大工の精緻な彫刻が施されている。

 登録されると、県内の登録有形文化財(建造物)は計二百六十七件となる。 (村上豊)

 

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