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【千葉】

<ひとキラリ>「ギターポリス」出動中 千葉中央署・菰田巡査部長

ギター漫談や替え歌で交通安全やニセ電話詐欺への注意を促す菰田達朗巡査部長=市原市で

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 「ギターポリス」と呼ばれる警察官がいる。千葉中央署の菰田達朗巡査部長(45)だ。ギターを手に地域のイベントで漫談や替え歌を披露し、交通安全やニセ電話詐欺などへの注意を呼び掛けている。

 「交通安全とかけて、ダイエットととく。その心はどちらも事故(自己)の死亡(脂肪)を減らします」。今月十三日、市原市のちはら台コミュニティセンターで開かれたお年寄り向けの交通安全教室で、情熱的なリズムに乗せた「謎掛けフラメンコ」が始まると、大きな拍手が沸いた。

 署では地域課通信指令係に所属し、受け付けた一一〇番通報を各課や各交番に手配するのが主な業務。「一日平均百件、多い日で百五十件の通報を処理する」と語り、交通事故やニセ電話詐欺に関する通報の受け付けが多いという。

 いすみ市出身。音楽好きが高じて、大学一年でギターを始めた。県警では二十年以上、結婚式や忘年会の余興で歌を披露しており、数年前には自身が慕う柔道の師範から「ギターポリス」と名付けられた。

 レパートリーは現在三十曲ほど。お気に入りはニセ電話詐欺からお年寄りを守ろうと、実母(71)をイメージに書き下ろした「おふくろよ」だ。歌詞では、「俺の携帯電話の番号がかわったというのはウソだ 今時携帯かえても番号は変わらない」「家の電話は常に留守番電話にしておくのだ そうすれば犯人は電話を切る 声を聞いてから電話に出ればいい」と説く。

 県警が認知した、ことしのニセ電話詐欺の被害件数は千二百六件(十月末現在)。過去最多だった二〇〇四年の千二百九十八件を上回る過去最悪のペースになっている。

 社会への温かいまなざしと歌の合間の軽妙な語り口が評判を呼び、菰田さんは毎月一度は地域の各種イベントに招かれている。「ステージは自分の仕事の体験を伝える良い機会。予定が合えば、どんな出演依頼にも応えていきたい」と笑顔を見せる。 (美細津仁志)

 

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