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【千葉】

加曽利貝塚 縄文晩期の竪穴住居跡 来月2日に現地説明会

発掘調査で発見された、縄文時代晩期の竪穴住居跡。写真中央のくぼみが、住居跡の一部=千葉市若葉区の加曽利貝塚で

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 発掘調査が続けられている国特別史跡の加曽利貝塚(千葉市若葉区)で、縄文時代晩期(約三千年前)の竪穴住居跡が新たに見つかった。近くには、他に複数の住居跡があるとみられ、集落だった可能性があるという。千葉市は、調査結果の現地説明会を十二月二日午前十時から開く。

 見つかったのは、加曽利貝塚内の南貝塚の北東端。直径約六〜七メートルの楕円(だえん)形の中に、床面や、高さ約八十センチの壁を確認した。中規模の竪穴住居だったとみられる。周辺には、つぼ型土器、耳飾り、石剣、人の頭骨の一部なども見つかった。

 このエリアは、一九六四年の発掘調査でも住居跡があるとみられていたが、当時は詳しく調べず埋め戻していた。

 今回の調査は九月下旬〜十二月中旬の予定で実施。六百二十五平方メートルを平面的に広く掘って調べた結果、竪穴住居跡を詳しく確認できた。周辺の複数の場所に、竪穴住居跡と同じ時期の土が分布していることも判明し、他にも住居跡があるとみられる。

耳飾り(手前)や、つぼ型土器(奥)などの出土品

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 千葉市埋蔵文化財調査センター主任主事の松田光太郎さんは「今後の調査で、集落の構造などが分かれば、遺跡の重要性が増してくる」と話している。

 加曽利貝塚ではこれまで、縄文時代中期(約四千五百年前)〜後期(約三千五百年前)の住居跡が多く見つかっていた。

 十二月二日の現地説明会は、午前十時〜正午、午後一時〜同三時半の二回に分けて開催。荒天時は三日に順延。問い合わせは、加曽利貝塚博物館=電043(231)0129=へ。 (中山岳)

 

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