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【千葉】

柏で中学生がサミット いじめSOSの出し方は?

いじめに直面したときの対応を考え、意見を出し合う中学生たち=柏市で

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 中学生たちによる「いじめ防止サミットKASHIWA」が柏市役所の沼南庁舎で開かれ、市立全二十校の生徒代表が、友人からのいじめの相談をどう受け止め、どんな行動を起こすべきか、意見を交わした。参加した生徒は学んだ内容を各母校に持ち帰り、仲間たちに伝えていく。

 柏市は条例で十二月を「いじめ防止啓発月間」と定める。いじめを傍観せず、友人に寄り添うことが、いじめ防止につながることを実感してもらおうと、毎年この時期に中学生と一緒に考え合う機会を設けている。昨年までのテーマはネットいじめで、今年は自分や友人がいじめられた際のSOSの出し方、対応に焦点を当てた。

 十一月二十五日に開かれたサミットには、二年生を中心に三十八人が参加。まず、だまし絵やクイズを通して、人の価値観が異なることや、人の話に耳を傾ける寛容さ、自分の考えを話し、ほかの人の考えを聞くことの大切さを教わった。

 いじめへの対処については、生徒たちは七つの班に分かれ、悩みを打ち明ける役と聞き役を演じるロールプレーイング方式で考え、話し合った。教員経験者の市教育委員会の職員の助言を得ながら、生徒はそれぞれの意見や提案をまとめて、付せんに記し、模造紙に貼り合わせて発表した。

 司会を務めた市教委生徒指導室の菅原仁人指導主事は「いじめに気づいても『秘密にして』と言われたら悩むでしょう。友人に寄り添い、自分で解決できないと思ったら、信頼できる大人にSOSを出して」と呼び掛けた。

 参加者のうち、逆井中学二年の西野心和(ここな)さん(14)は「いじめは周囲も気づかないことが多く、今回学んだことを全校集会などで伝え、生かしたい。いじめられている人を孤立させないよう、あいさつ運動など各校ごとの日常の取り組みを活発化させることも大切」と話した。 (堀場達)

 

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