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【千葉】

我孫子に窯開いて100周年 英国人陶芸家リーチ特別展

リーチが我孫子で開いた窯などの模型=我孫子市で

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 日本を愛した英国人陶芸家バーナード・リーチ(一八八七〜一九七九年)が、我孫子に窯を開いて百周年になるのを記念した特別展が、我孫子市緑二の白樺文学館で開かれている。リーチが我孫子に住んでいたときに手掛けた作品を中心に約四十点を紹介している。

 リーチは香港生まれ。母親が生後間もなく死去し、日本にいた祖父に引き取られ、幼少期を過ごした。大正時代に文学の中心的な役割を担った「白樺派」とも交流。民芸運動を起こした思想家で、生涯を通じての友人だった柳宗悦(一八八九〜一九六一年)の誘いで、我孫子にあった柳の邸内に築窯。一九一七〜一九年に、ここで作陶に励んだ。リーチの我孫子滞在期間は短かったが、東洋と西洋の文化の懸け橋となった陶芸活動の原点があるという。

 展示品のうち、我孫子時代の作品は十三点。代表作の「楽焼駆兎文皿(らくやきくともんざら)」とともに、リーチの孫が二〇〇六年に焼いたウサギの絵皿を並べ、見比べられるようにした。リーチが手賀沼の風景を描いた銅版画や、現存していない窯の模型、設計図なども興味深い。

 来年二月四日まで。入館料は一般三百円など。祝日を除く月曜日と、二十九日〜来年一月三日、同九日は休館。問い合わせは白樺文学館=電04(7185)2192=へ。 (堀場達)

 

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