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【千葉】

「納得してもらうため」 市川市長・市議補選 全票再点検

市川市長選・市議補選の票を全て再点検することを決めた市選管の臨時会=同市で

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 二件の「異議」で票を数え直し−。市川市選挙管理委員会は八日の臨時会で、先の市長選・市議補選(被選挙数二)の票を全て再点検することを決めた。佐々木和夫委員長は「異議を申し出た人に納得してもらうため」と述べるとともに、「市長不在期間をできるだけ短くしたい」と説明した。(保母哲)

 十一月二十六日に投開票された両選挙で、市長選では立候補した五人の得票がいずれも法定得票数(有効投票総数の四分の一)に達せず、再選挙が行われる。しかし、十一月二十九日と今月六日、選挙の無効を求める異議申し出が、相次いで市選管に書面で提出された。

 八日の市選管の臨時会には、委員四人のうち三人が出席。二件の異議申し出書の内容や今後の対応などを審議し、市長選と市議補選の票を再度点検することにした。再点検の実施時期は未定としている。

 二件の異議申し出を、仮に市選管が棄却しても、次は県選管に審査申し立てができ、裁判で争うこともできる。市長不在が長期化することが予想されるため、佐々木委員長は「市長不在を短くするためには、申し出人にも立ち会ってもらい、開票のプロセスを含めて開票結果を納得してもらうのがいい」と説明。異議申し出について「残念だ。しかし、われわれの開票作業に瑕疵(かし)はなかった」とも述べた。

 市選管が異議申し出を判断する期間は、公選法で「三十日以内が目安」と定められているが、再点検の実施により、判断の時期が「三十日以内」よりも遅れる可能性がある。

 再点検の決定に、異議を申し出たうちの一人で、元市川市議の石崎英幸さん(48)は「選管の開票作業の問題が一歩前進し、(再点検を)評価している。再点検や選管の説明などをみて、県選管へも審査を申し立てるかどうかを検討する」と話した。

 市選管や県選管によると、県内の選挙での票の再点検は近年、二〇一一年の八街市議選、〇七年の成田市議選などで行われている。

 

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