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【千葉】

三番瀬産のホンビノス貝 ブランド水産物に県認定

三番瀬産ホンビノス貝(県提供)

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 県は、二〇一七年度の「千葉ブランド水産物」に、市川、船橋両市の沖の三番瀬で取れるホンビノス貝を新たに認定した。外来種で認められるのは初めて。「うまくて、安くて、大きい」と評判で、漁獲量が落ち込むアサリやハマグリに代わる新名物として期待が大きい。 (村上豊)

 ホンビノス貝は、年間を通じて安定的に漁獲できる点や、首都圏のスーパーなどに流通していることが、ホテルのシェフや築地市場の関係者らによる県の審査で評価された。

 北米原産の二枚貝で、大きさは五〜七センチほど。貨物船が排出するバラスト水に混じって海外から来たと思われる。三番瀬付近では十年ほど前から漁獲されるようになった。県水産課によると、県内での漁獲量は一二年に約八百トンだったが、一六年には三倍の約二千五百トンまで増えている。

 粒が大きく味が濃いのが特徴で、クラムチャウダーやバーベキューで食べるのがお薦めという。船橋市漁業協同組合の直営店「三番瀬みなとや」では、一袋(七百グラム)五百円で販売している。

 三番瀬付近では、一九八〇年代までアサリやハマグリの漁が盛んだったが、海を無酸素状態にする青潮の影響で低迷している。ホンビノス貝は酸素の少ない海水でも生息できるために繁殖したとみられ、漁獲量が増えた。

 船橋市漁協によると、貝類の漁獲量のうち八割程度がホンビノス貝で、スズキに次ぐ二番目の漁獲高という。担当者は「アサリと比べて単価は低いが、安定的に取れるホンビノス貝に助けられている」と話す。県産ブランド認定で、都内での知名度が高まることを期待する。

 県水産課の担当者は「県の名産品として、スーパーやレストランで扱ってもらえるように売り込んでいきたい」と、パンフレットやポスターのほか、年四回開く県産品のフェアでPRする予定だ。

 ブランド水産物の認定制度は、県産品のイメージアップと消費拡大が目的で、二〇〇六年度から始まった。認定品には「太陽の味 ちばの海」と書かれたシールを貼ることができる。

 一七年度は「三番瀬産ホンビノス貝」に加えて「いすみ産マダイ」や「九十九里かねとの煮干」など新規の六品目を含めて計八品目を認定。認定総数は二十八品目になる。

 

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