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【千葉】

高速バスで鮮魚お届け 千倉港→千葉市 2時間半

南房総市から県漁連の直売所「海市場」に届いた朝どれの鮮魚=千葉市中央区で

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 南房総で朝とれた魚を高速バスに混載してその日に千葉市まで届けようと、ちばシティバス(千葉市)が東安房漁業協同組合(南房総市千倉町)と共同で、乗客と貨物の混載を今月から始めた。同社によると、高速バスが岐阜県や茨城県から野菜を混載するケースはあるが、鮮魚の産地直送は珍しいという。 (村上豊)

 魚を水揚げした当日に、千葉−館山間を走る高速バス(南総里見号)のトランクに積み込み、二時間半ほどかけて千葉市の新港車庫まで輸送。県漁業協同組合連合会の職員が県漁連の直売所「海市場」や京成ホテルミラマーレ、市内の飲食店に運ぶ。

 二回目の輸送となった十二日は、午前十時台に千倉港を出発して午後一時すぎ、新港車庫に到着。乗用車に移し、各取引先に、とれて間もないスマガツオやカンパチ、ソウダガツオ、イナダ、イサキ、アジなどを発泡スチロール八箱に入れて運んだ。

 東安房漁協の事業部長の長谷川繁男さんは「千倉発の新鮮な魚を、ぜひ当日、召し上がっていただきたい」と自信満々に話した。

 千倉の魚を千葉で手に入れるにはこれまで、市場を仲介したため、水揚げ翌日以降になっていた。高速バスの混載では、注文に応じて一便当たり十箱(一箱五キロ)程度を週二日ペースで運ぶ。

 南総里見号は一日二十二往復をバス会社三社が共同で運行。朝夕は主に通勤するサラリーマン、日中は観光客が利用する。魚は座席下のトランクに入れる。

 東安房漁協にとっては、トラックよりも低コストで輸送でき、鮮度の良さをアピールして販路の拡大につなげられる。バス会社は、乗客以外の輸送料金を見込める。

 

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