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【千葉】

1歳の子ゾウ「元気」死ぬ 市原の動物園 ヤギの乳で飼育

10月27日、1歳の誕生日にスタッフからお祝いされる「元気」=市原市の市原ぞうの国で(市原ぞうの国提供)

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 市原市の動物園「市原ぞうの国」で昨年十月に誕生した一歳一カ月のアジアゾウの雄「ラージャ」(愛称・元気)が、十四日に死んだ。愛知県豊橋市の豊橋総合動植物公園から出産のため引っ越した高齢の母ゾウ「アーシャー」(当時推定三十九歳)が、市原ぞうの国で出産。母乳が出ず、育児放棄したこともあり、市原ぞうの国のスタッフは、ヤギの乳などを与えながら、大切に育ててきた。

 市原ぞうの国によると、ラージャは十四日午前三時に体調を崩し、午前七時に息を引き取った。死因は心不全だった。

 生まれた時は仮死状態で自力で立つこともできなかったが、二十四時間体制の人工哺育ですくすくと成長。十一月中旬には、四歳のアジアゾウの雌「りり香」や三歳の雄「結希」が鼻で筆を執り絵を描く姿に触発され、鼻の先の絵の具を付けて遊んでいたという。「来年春にはショーに出られると思っていた」。広報担当の佐々木麻衣さん(38)は声を詰まらせた。

 市原ぞうの国は十六日に献花台を設けるほか、一歳の誕生日に合わせて作ったぬいぐるみ約千個を来園した子どもに無料で贈る。坂本小百合園長(68)は「人懐こくて愛された元気を忘れないで」と話している。 (美細津仁志)

 

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