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【千葉】

3県立図書館、1館に集約 「中央」を建て替えへ

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 県内に三つある県立図書館のあり方を検討してきた県の有識者審議会は、中央図書館(千葉市中央区)に西部(松戸市)、東部(旭市)の両図書館を集約する一館体制が望ましいと答申した。これを受けて県教育委員会は一月中にも基本構想をまとめる。

 中央図書館は一九六八年に建てられ、老朽化のため、耐震性に問題があり、二〇一八年度にも建て替え計画を作る。県立文書館との複合施設化も検討されており、完成までに五年程度かかる見通し。西部図書館と東部図書館の建物は、それぞれ松戸市と旭市に移譲するか、廃止を視野に入れる。

 県立図書館は、三館体制により資料が分散して収蔵されており、非効率な運営が指摘されていた。集約化によって、中央図書館の司書がワンストップで県民の要望に対応できる。資料の整理、運搬といった業務の効率化も可能という。試算では、三館体制と比べて今後三十年間で約七十三億円の運営コストを削減できる。

 県教委によると、既に市町の図書館との資料の融通などの連携が進んでおり、県立図書館の利用者や貸出冊数は、市町の図書館と比べて十分の一以下の規模になっているという。集約化後は連携の強化に加え、図書館を設置していない十五の市町村を含めて県内全体で図書館機能をどうカバーするかが課題となる。

 県は昨年、管理コスト削減などの行財政改革として、公共施設全体の延べ床面積を15%削減する計画を作った。県立図書館の集約化もこれに沿ったもの。老朽化している中央図書館については、五年以内に建て替えに着手する方針が示されていた。 (村上豊)

 

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