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【千葉】

<ひとキラリ>女子団体追い抜き W杯日本初の「銅」 自転車トラック競技選手・中村妃智さん

自転車トラックのワールドカップで獲得した銅メダル二つを持つ中村妃智さん=千葉市役所で

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 自転車トラック競技選手の中村妃智(きさと)さん(24)=日本写真判定、浦安市=が、十一月に英国マンチェスターであった国際自転車競技連合(UCI)のワールドカップ(W杯)第二戦・女子団体追い抜きで、同種目で日本初の銅メダルを獲得した。予選では日本記録を更新。十四日に千葉市役所を訪れ「東京五輪では一番いい色のメダルを目指したい」と、さらなる飛躍を誓った。(中山岳)

 自転車トラック種目の女子団体追い抜きは、四人がチームとなって先頭の選手を交代しながら四キロを走り、三番目にゴールした選手のタイムで順位を競う。「女子でも時速六十キロ近くのスピードが出る競技。迫力がすごい」と中村さんは魅力を語る。

 中村さんら日本代表チームは十一月十一日のW杯第二戦予選で、それまでの日本記録を約7秒も縮め、4分27秒329の日本新を記録。翌十二日の決勝も快走し、銅メダルをたぐり寄せた。今月上旬、チリであったW杯第四戦も銅メダルをとった。

 中村さんは競技だけでなく、千葉競輪場(千葉市)を運営する日本写真判定千葉事業所の社員として、競輪場でのイベント関連の仕事や接客もこなす。普段は半日勤務し、競輪場などで練習に励む。「これまで競輪しか知らなかったお客も、練習を見て応援してくれるようになってきた。競技を始める子どもたちも増えている」と手応えを語る。

 幼いころから水泳とバスケットを続けていたが、千葉経済大学付属高校(千葉市)で自転車競技を始めた。入学して間もなく、不慣れな校内で道を聞いた相手が自転車部の監督で、監督から勧誘されたのがきっかけ。日本体育大学に進み、四年生でW杯に初出場するなど、日本代表として活躍する。

 来年二月にマレーシアで開催予定のアジア選手権大会や、翌三月のオランダの世界選手権の出場も目指し「日本記録を更新していきたい」と抱負を述べた。

 十四日は千葉市役所で、熊谷俊人市長に銅メダル獲得を報告。「本当にうれしい。メダルをとり、競技への注目度も上がってきた」と笑顔を見せた。熊谷市長は「千葉競輪場の練習環境を整えていきたい」と話した。

 

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