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【千葉】

「デハ801」輝き再び 銚子商生徒が修復提案

デハ801の修復を喜ぶ銚子商の生徒や関係者ら=銚子電鉄外川駅で

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 銚子市の銚子電鉄外川(とかわ)駅で一般公開されていた旧車両「デハ801」が修復され、現地で23日、お披露目式があった。腐食が進み朽ちかけていた車両が新車同様の輝きを取り戻し、県立銚子商業高校の生徒ら関係者を感激させた。関係者からは「喫茶店にしたらどうか」「走っている姿も見てみたい」などと期待する声も上がった。 (小沢伸介)

 銚子商業高校の「銚商夢市場プロジェクト」の一環で、生徒たちが提案。民間企業の「BAN−ZI」(千葉市花見川区)が材料を提供し、「REPROUD」(同市若葉区)が施工を無償で引き受けた。

 車両は一九五〇年製造。八五年に伊予鉄道(松山市)から譲渡されて銚電の主力として活躍し、二〇一〇年に引退した。一五年から外川駅に留め置かれ、「昭和ノスタルジー館」として一般公開されていた。

 生徒たちは、今夏に公開されたアニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」で、デハ801と似た車両も登場することから、修復がファンを呼び込み観光振興につながると考えた。

 作業は十月に開始。さびを落とすと車両の側面や天井が穴だらけになるなど、予想外に難航したが、紫外線で硬化するシート状の建材や専用開発したパテで見事に復元し、完全防水のシリコンゴム塗料で仕上げた。

 プロジェクトリーダーで同校商業科三年の堀美澪(みれい)さん(18)は「作業を手伝わせてもらったが、本当に完成するのか心配だった。こんなにきれいになって驚いている。ぜひ外川駅に来て見てもらいたい」と話した。

 車両は午前九時〜午後三時(土日祝日は午後四時半まで)に一般開放する。

 銚電は、車両の修復に協力した二社と銚子駅の愛称について契約を結んだ。来年一月一日から銚子駅の愛称が「絶対にあきらめない 銚子」となる。

 

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