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【千葉】

市民ら プロとひのき舞台 印西で27日、俳優座公演

有馬理恵さん(右から2人目)ら舞台俳優に、体を使った表現方法を教わる公募の出演予定者たち=印西市で

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 劇団俳優座(東京・六本木)の新作公演「いつもいつも君を憶(おも)ふ」が二十七日、印西市文化ホールで開かれる。「演劇を身近に楽しもう」と住民有志が「文化芸術を愛する印西の会」を結成して主催。公募で集まった一般市民たちも舞台に立ち、プロの出演者たちに加わって、演技や踊りを披露する。 (堀場達)

 作品は関東大震災の翌年の一九二四年から、二度目の東京五輪を終えたという設定の二〇二一年まで、およそ一世紀にわたる人々の生活と、喜びや悲しみを表した大河物語。埼玉県川越市の一軒家を舞台に、時を隔てた七つの正月の景色で描き継いでいく。

 太平洋戦争や東日本大震災といった史実を背景に、時には日常がもろく崩れ、家族のきずなが壊れる様子がつづられる。ただ、そこにはいつも人や歌、命のきらめきがあったことを訴える筋立てという。

 今回の公演の特長は、プロの俳優十一人に混じって、印西市周辺で手を挙げた小学校三年生〜七十四歳の男女二十六人が出演することだ。俳優座の代表取締役で舞台女優の有馬理恵さんは「地元の人たちが出ていただくことで新たな発展が期待できる」と話す。

 昨年十二月初めには、同ホールでワークショップがあり、二十六人は、有馬さんや出演者の男優・加藤頼さんらに、体の動かし方や声の出し方などについてみっちり教わった。戦争に駆り出されたり、死亡したりした兵隊の行進、半世紀前の東京五輪音頭などを、二十六人は演じる予定だ。

 同会の代表を務める加藤亮二さん(50)は「公募の市民出演者は出番がないときも、裏方で手伝うなどで俳優やスタッフと一緒に舞台をつくり上げていくようだ。会の活動を継続し、ミュージカルなども上演したい」と意気込む。

 午後四時開演。指定席五千円、自由席が一般三千五百円、高校生以下二千円。問い合わせは同会=電0476(85)8828=へ。

 

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