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【千葉】

さよならセール 最後のにぎわい 3月21日閉店、伊勢丹松戸店

買い物客でにぎわう売り場=松戸市の伊勢丹松戸店で

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 三月二十一日に四十三年の歴史に幕を下ろす松戸駅西口の百貨店「伊勢丹松戸店」で、閉店イベントが始まり、初日の十七日はセール会場などが多くの買い物客らでにぎわった。三弾にわたり、閉店まで続ける。 (林容史)

 午前十時の開店前から入り口前に約千二百人が列を作ったため、急きょ、開店を十五分早めた。人気の北海道物産展をはじめ、衣料品や雑貨類などを値下げ販売した。靴やバッグなどの婦人雑貨売り場や物産展会場は午前中から人であふれ、客とやりとりする店員の威勢のいい声が響いていた。

 始発電車で一番乗りした市内の男性(68)は「文化や豊かさの象徴がなくなるのは残念。市と共にあり続けてほしかった。市街地に魅力がなくなってしまう」と危惧した。

 埼玉県三郷市から次女と連れだって買い物に来た近藤吉子さん(68)は「結婚して福島県浪江町から引っ越してきたのと同時に店がオープンした。閉店は悲しい。全国の物産展を楽しみにしていた」と惜しんだ。

 同店の橋淳央(あつひさ)店長は「地元を中心に親子三世代でご愛顧いただいた。四十三年分の感謝の気持ちをお返ししたい」とあいさつした。

 同店は一九七四年四月に開店。九六年に売上高を三百三十六億円まで伸ばしたが、地域内の競合の激化などで売り上げが落ち、赤字が恒常化していた。同店を運営する三越伊勢丹ホールディングス(HD)が昨年九月、閉店を発表。市は同店の存続を求め財政支出を計画したが、市議会の反対で、計画は見送られた。

 

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