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【千葉】

起業アイデアコンテスト 市川高生グランプリ 棚田用稲刈り機など考案

棚田用稲刈り機「弥生」の試作機を前に笑顔を見せる(右から)市川高2年の加藤泰成さん、余田大輝さん、島田恵佑さん=市川市の同校で

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 高校生が起業アイデアを競うコンテスト「高校生ビジネスプラン・グランプリ」(日本政策金融公庫主催)で、棚田用の自動稲刈り機を考案し、棚田米のブランド化を提案した市川市の私立市川高校の二年生チームが、グランプリに輝いた。チームリーダーの余田大輝(ひろき)さん(16)は「認められてうれしい。農業を活性化する活動を進め、起業したい」と笑顔を見せた。 (中山岳)

 グランプリを獲得したのは、いずれも同高二年の余田さん、加藤泰成さん(17)、島田恵佑(けいすけ)さん(17)のチーム。農業が後継者不足などで衰退していることに危機感があった余田さんは、昨年三月ごろからアイデアを練り、棚田に注目。傾斜地にあり、形が整っていない棚田でも効率良く収穫できる自動稲刈り機を作ろうと思い付いた。

 余田さんは、機械工作が得意な加藤さん、コンピューターグラフィックスやデザインが好きな島田さんと力を合わせ、半年かけて「自律型稲刈り機『弥生』」をデザイン。大山千枚田(鴨川市)の農家らの意見を参考にしながら、ぬかるみでも安定して走れるよう、ベルトを回して進むクローラーを付けた稲刈り機を考案した。実物の三分の一の大きさの試作機も作った。

 余田さんらは、棚田は風通しが良くおいしい米がとれることをアピールし、収穫米をブランド化するアイデアも考案。

 提案内容を詰めるため、日本航空を訪問して棚田の米を機内食で出せるか相談するなど、企業訪問もした。

 コンテストには、全国の高校三百八十五校から三千二百四十七件の提案があった。余田さんらのチームは昨年十二月、ファイナリストの十チームに選出された。

 今月七日、東大本郷キャンパス(東京都文京区)であった最終審査会でプレゼンテーションを行い、グランプリに選ばれた。

 島田さんは「自分たちのアイデアが審査員に評価されたことはうれしく、生きていると実感できた」と喜ぶ。加藤さんは「役割分担が明確で、農家や企業などいろいろな大人を巻き込んだことが、評価された」と話している。

 

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