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【千葉】

違い楽しむ刀剣鑑賞を 杉村楚人冠の短刀展示

有法師の作品。通常の日本刀とは逆に、刃ではなく、棟側が反る「筍反」(我孫子市杉村楚人冠記念館提供)

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 我孫子市の杉村楚人冠記念館は、明治後期−昭和初期に活躍したジャーナリストの杉村楚人冠(一八七二〜一九四五年)が所有していた短刀二本を展示している。楚人冠の趣味だった刀剣鑑賞とはどんなものなのか、その雰囲気を来館者に味わってもらいたいという。

 展示される刀には、室町時代の刀匠の有法師(ありほうし)と、江戸時代後期の寛政−文政年間ごろの刀匠の見龍子(けんりゅうし)永茂の銘が、それぞれ入っている。刃渡りはいずれも約二十センチ。

 有法師の作品は、通常の日本刀とは逆に、刃先で棟(刀身の背)が、刃側にやや傾く「筍反(たけのこぞり)」になっているのが特徴だ。一方、見龍子の作品は、刃の側が反り返る一般的な造り(先反(さきぞり))で、並べ比べると違いが分かる。

 楚人冠は刀剣鑑賞を趣味にしていた。刀剣鑑定家の本阿弥光遜(こうそん)(一八七九〜一九五五年)に教わって、刀剣鑑定の「中伝免状」を授かるほどだったといい、鑑定の学習に楚人冠が用いたノート、光遜の著書から抜粋した用語解説など鑑賞を楽しむための基礎知識も紹介する。

 展示は三月四日まで。入館料は三百円(高校・大学生二百円、中学生以下無料)。問い合わせは同館=電04(7182)8578=へ。(堀場達)

 

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