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【千葉】

被災地など歌声で励まして… きみつ少年少女合唱団を内閣府が特命大臣表彰

表彰状を手に笑顔を見せる「きみつ少年少女合唱団」の団員たち

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 君津市などの子どもたちが参加する「きみつ少年少女合唱団」が2017年度、社会貢献活動で顕著な功績があった団体をたたえる内閣府の「未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」で特命大臣表彰を受けた。長年続けてきたチャリティーコンサートや東日本大震災の被災地支援活動などが評価された。 (山口登史)

 同合唱団は〇〇年、君津市教育委員会が設立。市立南子安小学校の音楽教諭の石川真奈美さん(56)が常任指揮者を務め、現在は市内や木更津市、富津市の小学一年生から高校二年生まで男女約六十人が団員として活動する。

 発足翌年の〇一年十二月から、君津市内でクリスマスチャリティーコンサートを開いてきた。きっかけは、同年九月の米中枢同時テロに心を痛めた団員の子どもたちの発案だった。その後も毎年十二月に君津市内でコンサートを開き、入場料収入などを全額、国連児童基金(ユニセフ)や日本赤十字社、市内の交通遺児などに寄付している。

 一一年三月に起きた東日本大震災では、常任指揮者の石川さんの故郷である宮城県が被災。被災地を歌声で励まそうと、団員同士で話し合って、一二年から毎年、津波で被災した沿岸部などを訪問。無料のコンサートを開くなどして、現地の子どもや高齢者らと交流を深めてきた。

 昨年十二月、内閣府で特命大臣表彰の表彰式があった。団長で袖ケ浦高校二年の前田美雨さん(17)=君津市=は「先輩たちが築き上げてきた実績が評価されてうれしい。もうすぐ卒団だが、後輩たちにはこれからもずっと歌い続けていってほしい」と喜んだ。

 石川さんは「チャリティーコンサートや被災地での活動を通じて、子どもたちに他人を思いやる心が身についてきて何よりうれしい」と目を細める。

 同合唱団は、君津市民文化ホールなどで毎週水曜と土曜日に主に練習。本格的なクラシックから、童謡、アニメソングと多彩なジャンルを歌う。実力も折り紙付きで、各地のコンクールに出場するほか、今年七月に開かれる「第一回東京国際合唱コンクール」の児童合唱部門で、本戦出場が決まっている。

 

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