東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

<ひとキラリ>女子プロ野球で「二刀流」を 八千代出身・御山真悠さん

女子プロ野球チーム「愛知ディオーネ」に入団する御山真悠さん=八千代市役所で

写真

 八千代市出身で、平成国際大学(埼玉県加須市)四年の御山真悠(みやままゆ)さん(21)が今春、女子プロ野球チーム「愛知ディオーネ」に入団し、念願のプロ野球選手として第一歩を踏み出す。女子プロ野球選手の誕生は県内で三人目。背番号も24に決まり、「プロの環境に不安はある。でも練習が好き。わくわく感の方が大きい」と笑顔で語った。 (林容史)

 身長一メートル六四、右投げのスイッチヒッター。大学時代、左右両打席でホームランをたたき込んだ長打力が魅力。遠投は七十五メートルを超える選手が少ない中、八十二メートルの強肩を誇る。

 高校生の頃、完投した翌日に腰が痛くて、遊びのつもりで左で打ってみると思いのほかしっくりきた。監督の指示で以来、スイッチヒッターに。強打者の宿命でインコースを攻められ、しょっちゅうデッドボールをくらったが、「当たれば塁に出られる」と頓着しない。

 愛知ディオーネでは外野手としての登録だが、最速百十九キロを誇る投手でもある。憧れは、米大リーグのロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手。「二刀流を目指したい」と目を輝かせる。

 御山さんが野球を始めたのは八千代市立高津小学校三年の八歳の時。父親がコーチを務め、兄が所属する地元の軟式野球チーム「高津ボーイズ」に入り、男の子たちに交じって投手でならした。

 中学生になっても野球を続けるか、ソフトボールを選ぶかで迷った。手が小さく、大きなソフトボールになじめなかったこともあり、野球の道を選んだ。何より、広々とした球場で、思いっきりボールをかっ飛ばすことが好きだった。

 硬式野球のクラブチーム「習志野タフィーボーイズ」に入団。そして女子野球部がある花咲徳栄高校(埼玉県加須市)、平成国際大に進学した。高校では投手や一塁手を経験。大学で外野手に転向した。

 母親の規子さん(57)は、自宅からよりも高校に近い松戸市内にアパートを借り、二人暮らしをして娘の高校時代の野球生活を支えた。「初心を忘れないで、いつも一からスタートする気持ちで頑張って」とエールを送る。今季の開幕後は「もちろん追っ掛けをします」と笑う。

 リーグ戦三連覇が懸かる愛知ディオーネは今季、年間女王の奪還を期す。御山さんは「シーズンを通してレギュラーに定着して新人王を狙いたい」。さらには「ジャパンのトップで活躍できる選手になりたい」と侍ジャパン女子代表(マドンナジャパン)入りを見据えている。

 <日本女子プロ野球リーグ(JWBL)> 2009年に創設。リーグ戦は10年にスタートし、今季、9年目のシーズンを迎える。愛知ディオーネ、埼玉アストライア、京都フローラのトップチームと、若手を育成するレイアの計4チームがある。リーグ戦とカップ戦で争い、上位2チームが日本シリーズで激突、年間女王を決める。リーグ戦は3月21日、ナゴヤドームで愛知と埼玉の対戦で開幕する。各チーム40試合ほどが予定されている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報