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【千葉】

所属長ら会見「痛恨の極み」と謝罪 対策周知も事件再発

千葉市職員の逮捕を受け、記者会見で謝罪する市建設局幹部たち=千葉市役所で

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 内山恵市容疑者の逮捕を受け、所属先の千葉市建設局の永名淳悟・建設局長らが六日、市役所で会見し、永名局長は「市民に申し訳ない。模範となるべき幹部職員が事件を起こし、痛恨の極み」と謝罪した。 (中山岳)

 内山容疑者は一九七八年に市職員となった。土木関係の部署での勤務が長く、昨年四月から緑土木事務所長を務めていた。永名局長は「工事など業務の知識は豊富で、仕事も積極的にこなしていた」と話した。一方で、内山容疑者と伊藤工務店の池田厚美容疑者との関係は、把握していなかったという。

 県警によると、内山容疑者が池田容疑者に漏らしたとされるのは、昨年五月に入札があった千葉市緑区内の橋補修工事の工事価格と、他社を含めた業者の技術評価点。市によると、入札前に工事価格や他社の技術評価点が不正に漏らされれば、落札額の下限の目安などが推測できるという。

 同局によると、内山容疑者は一月十六日から仕事を休み、県警の任意の取り調べを受けていた。同十九日に市に退職願を提出。市側に「迷惑をかけて申し訳ない」と話していたという。

 市によると、伊藤工務店の市発注工事の受注実績(JVでの受注も含む)は、二〇一六年度は下水道施設改良工事など十一件、計約十九億円(契約額、税込み)。一七年度は同年十二月までに、今回の事件の容疑となった橋補修工事を含め六件、計約七億五千万円(同)だった。

 千葉市発注工事を巡っては、一六年一月にも下水道関連事業の予定価格を漏らしたとして、官製談合防止法違反などの容疑で市職員の男(60)が逮捕され、同七月に千葉地裁で有罪判決を受けた。

 市は事件後、業者の対応は原則として複数の市職員で行うなどの対策をまとめて周知していたが、同様の事件の再発を止められなかった。熊谷俊人市長は「心からおわびする。これまで公正な入札・契約を確保するために取り組みを進めてきた中で、今回の事件が起きたことは誠に遺憾」とのコメントを出した。

 

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