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【千葉】

東日本大震災 避難者交流サロン移転 補助金頼らぬ運営目指す

昨年12月、黄色いハンカチで忘年会を楽しむ東北地方からの避難者ら=松戸市で

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 東日本大震災復興支援松戸・東北交流プロジェクト(古宮保子代表)は、松戸駅西口に開設、運営する常設型の避難者交流サロン「黄色いハンカチ」を三月いっぱいで閉鎖し、松戸市東平賀のJR北小金駅近くのアパートに移転する。現在のサロンを閉鎖後、一カ月ほどの準備期間を経て、五月の連休明けに新たに開所する予定。今後は飲食物の販売やイベントの開催などで収益を上げ、補助金に頼らない自立した運営を目指すという。 (林容史)

 黄色いハンカチは、津波被害や東京電力福島第一原発事故で福島県など東北地方から東葛地域などに避難している人たちが集える場として、二〇一三年一月に開設した。しかし、繁華街のテナントビル二階にあるサロンの家賃は月十九万円で、運営は国の補助金が頼り。将来に向けて家賃負担を減らすとともに、これまで以上に市民らと交流できる場を目指して新天地での活動を模索していた。

 移転先は現在、高齢者や障害者らの生活支援に取り組んでいる認定NPO法人「ふれあいネットまつど」が拠点として使用しているが、同法人が三月に移転するため黄色いハンカチが入居することになった。

 黄色いハンカチは移転後、飲み物や軽食を提供するカフェを新たに開店するのをはじめ、映画の上映会やミニコンサートなどを計画している。各種講座や交流会なども開く。また、避難者に語り部になってもらい、東葛地域の小中学校を回って被災体験を伝えたり、非常食を使った防災ランチなどを提案したりして防災、減災活動を通して地域に貢献する考えだ。

 交流プロジェクト事務局長の奥田義人さんは「東北の被災地から東葛地域に、まだ九百人が避難している。必要とされる限り活動を継続していきたい」と話す。

 原発事故で福島県南相馬市から避難している副代表の高田良子さんは「新しい拠点が決まり、みんな安堵(あんど)している。地域の人たちと一緒に未来、再生に踏み出す第一歩にしたい」と期待を口にした。

 

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