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【千葉】

警官の語学力アップ 東京五輪・パラ見据え県警

外国人が指で示すだけで警察官に被害情報を伝えられるマニュアル

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 二〇二〇年東京五輪・パラリンピックで外国人観光客が増えることを見込み、県警の通訳センターは職員の語学力向上に取り組んでいる。従来は取り調べの通訳や、捜査資料の翻訳など捜査で外国人と関わることが多かった。昨年四月に所属が国際捜査課から教養課に変わり、語学研修の実施や外国人観光客に対応するマニュアルの翻訳など観光客に接する警察官らの語学教育に力を入れている。

 センターは昨年八月と今年一月、外国語が話せる「指定通訳員」に登録した警察官ら約三十人に、初めて四泊五日の英語研修を実施。参加者は英語で遺失届の書き方や道案内、取り調べ、交通違反の説明などを学んだ。空港警備隊や一一〇番を受ける通信指令課の職員に実務で使える英語表現などを教えたりもした。

 観光客らが事件や事故に遭ったときに、警察官に指さしで情報を伝えられるマニュアルを七カ国語に翻訳。昨年十一月から各警察署に配られて使われている。このほか、警察署ごとに地域の防犯や防災情報を伝える警察便りの英訳にも取り組む。

 交番を訪れた観光客らが道を尋ねたり、落とし物被害を訴えるなどで、センター職員が電話で通訳をする機会が増えているという。センターによると、十年前は一日一件程度だった電話通訳が、今では平均一日三、四件という。

 林幹也センター長は「住民サービスでの通訳も充実させたい。二〇年東京五輪・パラリンピックに向け、職員の語学力が向上するよう支援をしたい」と話す。(黒籔香織)

 

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