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【千葉】

<ひとキラリ>「困っている人 支える場所に」 オルカ鴨川の選手が鍼灸院開設・佐藤衣里子さん

看板を手に来院を呼び掛ける佐藤衣里子さん=鴨川市で

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 女子サッカー・オルカ鴨川FC(鴨川市)の育成チーム「オルカ鴨川BU」(同市)に所属するMF佐藤衣里子選手(32)が、鍼灸(しんきゅう)・あん摩マッサージ指圧師の資格を取得し、同市滑谷に念願の「オルカ鍼灸院」を開いた。肩こりなどに悩む高齢者からスポーツ選手まで幅広く受け入れ、「地域で困っている人を支える場所にしていきたい」と張り切っている。 (山口登史)

 佐藤さんは静岡県三島市出身。小学二年から男子チームでサッカーを始め、早稲田大を卒業後、なでしこリーグに当時参戦していた東京電力マリーゼ(福島県楢葉町)に入団。だが、たび重なるけがの影響で、二〇一〇年に一度は現役を引退した。

 その後、鍼灸・あん摩マッサージ指圧師の資格取得のため、東京の専門学校に入学した。中学時代に足の腸脛靱帯炎(ちょうけいじんたいえん)になった際、スポーツトレーナーがはりとマッサージで、走ることができるまで治してくれた体験が忘れられず「引退後はアスリートを支える仕事に就きたい」と長年考えていたという。

 専門学校卒業まで残り一年となった一四年、チーム結成を控えたオルカ鴨川の北本綾子GM(34)から誘われ、現役復帰を決意。「女子サッカー界を盛り上げ、選手としてチームを強くしたい」と、草創期からの快進撃を支えた。

 オルカ鴨川FCでの一年目は練習や試合の合間を縫って高速バスで専門学校に通学。一四年に卒業し、国家試験にも合格した。

 オルカ鍼灸院は昨年十二月一日、オルカ鴨川の応援グッズなどが並ぶファンショップ「ブラウワー・クライス」の隣に開業。肩こりや腰痛などを扱う「一般施術コース」、頭痛や冷え性などの「体質改善コース」、スポーツによるけがやコンディション調整に対応する「スポーツコース」などを設けている。

 佐藤さんは今シーズンも現役として選手を続ける予定で、「スポーツ選手から地域のお年寄りまで、困ったことがあれば、話だけでも気軽に来てほしい」と話している。

 オルカ鴨川の選手優先のため、完全予約制。日曜、祝日が休み。問い合わせは、オルカ鍼灸院=電080(8732)4693=へ。

 

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